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第二十四話.月之宮叶乃【月光隊/響@雫3318】 ページ24

「…はぁ…流石私達の可愛い子供達…。まだまだ鍛えないと、いけないかな。」

今自分は、一足先に下山していた。
一つは近くにはしのぶが居たから。
しのぶは慕ってくれている。とても、嬉しい。
もう一つは私の子供達が少し多いから。
バレたらお説教なのは少し…だいぶ嫌だ。


淡藤色の羽織も、隊服も無事なのに体は鉛の様にへとへと。
久しぶりに呼吸を使った反動だろうか。
これを毎日やるとは…流石だ。可愛い子供達には今度花冠を目一杯贈ってやらないといけない。


タッタッ、と白月と言う名の白狼に跨がり屋敷へ戻る。
流石獣。軽やかで美しい。今度獣の動きを真似た呼吸法を編み出すのも視野に入れておこう。
そんな事を考えながら進むと、屋敷の前に到達する。
するとそこにちょうど、兄様の鎹烏が飛んできた。


「カァ!カァ!叶乃サマ!オ手紙デス!」

「どうもありがとう。遠い所にわざわざ、良く来てくれたね。ゆっくりしてお行き。」

鎹烏を労りながら、手紙を手に取る。
はて、兄様が手紙を出す様なこと、あっただろうか…?
記憶を遡り、思わず叫んだ。

「あっ…!!」

明日は、鬼殺隊に向かう日では無かろうか!
そのまま兄様の流水の様な達筆に目を通す。

『叶乃へ

明日は隊律違反の竈門炭治郎と言う子の裁判をするんだ。
その子は花札の様な耳飾りをしているので、覚えておいておくれ。
そして、明日は日光隊と月光隊、双方の意見を聞きたいから来るのを忘れたりしないで欲しい。

月光隊の連れてくる子は叶乃が決めてくれて構わない。
私の子供達は君ら姉弟を酷く慕っているから、来てくれたら喜ぶだろう。
他ならぬ私も、楽しみにしているよ』

手紙を読み終え、思わず嬉しさを噛み締める。
鬼殺隊の皆からは学ぶことは多い。
それに愛する弟や兄、そして姪や甥に会えるのは心の支えだ。

早速明日連れてくる子を選ぼうと思い、隠を放置していたのを思い出した。
隠を解放し、内密にと頼む。
明日の朝その子達を此処に呼ぼうと決意しその日、温い鎹烏と眠った。

可愛い子供達が明日も生きていたらそれで良い。


ーーーーー

呼び出す子は企画に参加されている月光隊の皆様です。
翌日にお屋敷に来てください…!

第二十五話.御言彩芽【日光隊/あんみつ愛好家】→←第二十三話.小鳥遊うずら【日光隊/めんま】【/】



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如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】修正終了しました。次の方どうぞ。 (2021年8月13日 22時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
如月蛍(プロフ) - 【如月/主/修正】お話をそのままコピーしたのでルビがおかしくなっているので、集成させていただきます (2021年8月13日 21時) (レス) id: a1933fa7ff (このIDを非表示/違反報告)
味噌田楽(プロフ) - すみません、リレー小説を書きたいと思うので、パスワードを教えてくださると幸いです。 (2021年8月13日 19時) (レス) id: 9f9b8eea81 (このIDを非表示/違反報告)
極楽蝶* - 【日光隊\雫日 桜庭薫\こうしんしました】 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 8608842858 (このIDを非表示/違反報告)
魑魅 零(プロフ) - 極楽蝶*さん» 素早いご対応ありがとうございます。では、改めましてこれからよろしくお願いします。 (2021年8月13日 10時) (レス) id: 2214ae1c32 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魑魅 零 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/SudamaRei21/  
作成日時:2021年7月10日 17時

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