3章 疲弊眼鏡役人 ページ12
≪side 坂口≫
「先輩！起きてください！」
なんなんだ・・・今日は非番のはずだろう
「非番？先輩疲れてますって・・・今日バリバリ仕事ですよ」
そんなはずがない・・・先ほど夢城さんのお店にやっと着いて・・・それから
「嗚呼、これは僕の夢か」
その後は、普通に業務を続けた
だがいつもに比べれば比較的かなり楽な仕事で、ゆっくりと昼食をとれるほどに。
「先輩〜お疲れっしたぁ〜」
いつの間にか日は暮れ、街の夜景が輝いていた
♪〜♪♪〜♪〜♪
静かな空間に自分の携帯のメールの着信音が響く
ピッ
「えっと・・・
＜今日時間はあるか？あるならいつものbarで飲もう＞
今日はあまり疲れていませんしいいですけど・・・」
宛先を見て思わず絶句した
鞄が手から滑り落ちて、中身がぐちゃぐちゃになったのも今やどうでもよかった
そのまま僕は全力で走った
ここしばらく運動なんてしていないから息は続かないと思っていたが案外そうでもなかった
これは、夢に過ぎないのだから
数分後、いつのもひっそりと佇むBAR「ルパン」のドアを震える手で開ける
目の前には
「やぁ、今日は珍しく疲れていない様じゃないか、安吾？」
と軽口を言う茶色いコートを着た包帯を巻いた男
そして
「こうして三人集まるのも久々だな」
そういって酒を口に運ぶ赤い髪の男
「・・・織田作さん？どうして・・・僕はあなたを・・・」
僕の視界がどんどん歪んでいく。
それをひとりは珍しそうに、もうひとりは不思議そうに見ている
しばらく僕の涙は止まりそうになかった
これはどう足搔いても”夢”だというのに
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錐 - みたらし団子をお手洗い団子と読んでしまった・・・ｗｗ (2018年3月28日 14時) (
レス) id: 42d712d7a6 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - めろんぱんさん» なるほど。 (2018年3月21日 0時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - 硝子玉。さん» ご意見ありがとうございます！たしかに夢は浅い眠りの時ですが、夢主の異能で眠らせると"深い眠りかつ夢を見る"という設定ですので、異能力だからだと思って頂けるとありがたいです…… (2018年3月19日 17時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
硝子玉。(プロフ) - 夢を見るのは浅い眠りの時ですよ。 (2018年3月19日 16時) (レス) id: ec7a4f0ce9 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぱん(プロフ) - りんずさん» ありがとうございます！ (2018年3月18日 21時) (レス) id: 190690f0c1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2018年3月12日 19時
