竜に認められた少女【フェアリーテイル】

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ナツ「おーい！待ってくれーっ！」

遠く離れた場所にいるユキノに向かって大声をあげた。

ユキノ「ナツ様ハッピー様」

ナツ「いやー悪ぃ悪ぃ。お前悪ぃ奴じゃねーんだよな！」

ユキノ「…え？」

ハッピー「ほら…ナツってばセイバートゥースってだけで悪者だって決めつけちゃってさ」

ナツ「だからこーして謝りに来てんだろーが」

ユキノ「わざわざその為だけに私を追って…？」

ナツ「お前随分暗い顔してっからさ俺…気分悪くさせちまったかなって…」

すると、若干声が震えているのがわかる

ユキノ「いいえ…す、みません…」

ナツ「いやいやいやいや謝れても困るんだけど…」

ユキノ「ぅ…うぅっ」

ポロポロと涙を零すユキノに焦るナツ

ナツ「泣かれても困るんだけどー！！」

ユキノ「もう…ダメです私…人にこのように気を遣われた事がないもので…。私…ずっとセイバートゥースに憧れていました、去年やっと入れたのに…。私はもう…帰ることは許されない」

ナツ「はぁ？」

ユキノ「たった一回の敗北で…やめさせられたのです…。大勢の人の前で裸にされて…自らのてで紋章を消さねばならなくて…」

ナツ「…」

ユキノ「悔しくて恥ずかしくて…！自尊心も思い出も全部壊されちゃって…それなのに私には帰る場所がなくて…！」

ユキノ「ぅう…っ…」

ナツ「悪ぃけど他のギルドの事情は俺にはわからねえ」

ナツ「他のギルドだけど“同じ魔道士”としてならわかるぞ。辱められて紋章を消されて悔しいよな。仲間を泣かせるギルドなんてそんなのギルドじゃねえ」

ナツは拳に力を入れ怒りを抑えていた

ユキノ「…仲間」
ーーーー
アルカディオス「十の鍵をもつ少女と二の鍵をもつ少女…十二の星霊を呼び出す星霊姫…A・ハートフィリア…！」

アルカディオス「星霊姫がフェアリーテイルに隠れていたとは…これでエクリプスは完全に起動する！」

王宮の中にはアルカディオスの不気味な笑が響いた

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