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○38○ ページ39

A「…そんな無理だよ!もらえないっ」

ユキノ「私は今日貴方を見たときから決めていました。大会が終わったらこの鍵をお渡ししようと…」

A「ま、待って!?それならルーシィもいるよ?!」

ユキノ「それもそうなのですが…“星霊姫”A様に受け取ってもらいたいのです。」

A「どうして…その異名を?」

ユキノ「星霊達から聞いたのです…。私の試合を見ていた時に…」

A「そう…」

ナツ「てか、大会終わってねーじゃん」

ユキノ「私の大会は終わりました。私の替わりにはおそらくミネルバ様が加わるでしょう。これでセイバートゥースを変えた最強の五人がそろいます」

ユキノ「私などはまだ新米でした仕事中だったミネルバ様の代わりを任されたにすぎません」

ルーシィ「でもどうして??それはあんたの大切な星霊じゃ…」

ユキノ「だからこそ、私より優れた星霊魔道士であるA様の許においていただいた方が星霊達も幸せなのです」

A「嬉しい申し出でなんだけど…やっぱり…」

ユキノ「あなたは全ての星霊を呼び出せる星霊姫様。そしてその内あなたの元に十二の鍵全てが戻るのです。世界を変える扉が開く」

思わず生唾をのんだ…

A「世界を…変える扉?」

そんなの、王に聞かされたことなんてない…

ユキノ「ただの古い言い伝えです。私にも意味がわかりません」

ユキノ「十二の鍵は必ずあなたも元へ戻るはずです。なので先に渡しておきたいのです」

A「……」

A「やっぱり受け取れないよ」

ユキノ「!?」

A「星霊魔法は絆と信頼の魔法…そんなに簡単にオーナーを変えるわけにはいかないの」

ユキノ「あなたならそういうと思っておりました…いずれ時が来れば自ずと十二の鍵は揃うでしょう」

A「うんっ」

ユキノ「またお会いできるといいですね」

そう告げユキノは宿から出て行った

リリア「Aもったいない事したねー?」

A「そうかな?でも、ユキノちゃんが言ってた言葉…十二の鍵は私の元へ戻ってくるって…意味がわからないよ。ルーシィの鍵もあるし」

ルーシィ「まぁ…ね。それよりもお風呂入る?」

A「うん!!」

ルーシィ「さっ、お風呂に入って明日の支度しなきゃね!」

全ての鍵が揃う時

きっとそれは世界の危機が迫った時って

王は言ってたっけ?

シャァァア…

ルーシィ「うわっ!?ちょっA!水!それ水よ!!」

A「うわぁぁあ!!ご、ごめん!」

あり得ない話

○39○→←○37○



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Nano*(プロフ) - あ(*´ー`*)きさん» 誤字教えてくださってありがとうございます! (2015年4月12日 14時) (レス) id: 40d68bc88e (このIDを非表示/違反報告)
あ(*´ー`*)き(プロフ) - 09より『ストランス』じゃなく『ストラウス』、『フィルバスター』じゃなく『フルバスター』です。誤字の訂正失礼しました。 (2015年4月12日 12時) (レス) id: 64624539d2 (このIDを非表示/違反報告)
Nano*(プロフ) - 猫さん» ありがとうございます!! (2014年12月21日 12時) (レス) id: 40d68bc88e (このIDを非表示/違反報告)
- おもしろい! (2014年12月21日 12時) (レス) id: d3b89618c0 (このIDを非表示/違反報告)
狂姫(プロフ) - Nano*さん» いえいえ、こちらこそこんな絵を載せていただいてありがとうございます! (2014年12月1日 7時) (レス) id: 49711dca84 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Nano* | 作成日時:2014年10月26日 17時

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