竜に認められた少女【フェアリーテイル】

○３４○ ページ35

ナツ「A…っおい！A！！」

………あれ？

A「…ナツ？何でここに…」

ナツ「何でじゃねーよ！着替えに行って何分かかってんだよ！」

A「そうだ…！ナツ達と別れて…曲がった瞬間に……おかしいなぁ、思い出せない…」

ナツ「Aがいない時ミラの試合終わっちまったんだぞ？」

A「結果は…」

ナツ「ミラが勝った！凄かったぞ！！」

A「えぇえ…いいなぁ！」

ナツ「俺が着替え室の前で待ってっから着替えて来い！じっちゃんが心配してて煩いんだ」

A「分かった！」

……確かあの時“ヒゲ”を生やしてた男性に

腕を掴まれて、それから

……？可笑しい、こっから思い出せない

私、その人に何か言った気がするのは気のせいなのかな？

ーー5分後ーー

A「ナツー！お待たせ！」

私の声に気づいて振り返った

ナツ「おう！……！？////」

A「…おう！じゃなくて何か言ってよ！赤面してないでさー…」

ナツ「は、はぁ？！赤面してねーよ、バーカA。」

A「あー！！？今、バーカって言ったよね？！馬鹿って言った方が馬鹿なんだよ！この、馬鹿ナツ！」

ナツ「あぁ？！……まぁ、その……似合ってるA…」

A「へ…？///」

ぷにー…

ナツが私のほっぺたをつねった

A「なふ、いひゃい！(ナツ、痛い！」

ナツ「赤面してんじゃねーよっ」

A「う、煩い！もー、戻ろうよ」

ナツ「おう」

ナツと久しぶりに手を繋いで戻った

あ、恋人とかそーゆうのじゃないよ？！

マスター「おぉ！！A、やはり似合ってるぞ！」

A「マスター！！ありがとう！ナツにも言われた！」

リサーナ「へぇー？ナツがそんな事言うんだぁ？いがーい」

ぷふっと笑うリサーナ

A「それよりも…マスター？隣の___」

マスター「ん？あぁ、初代のことかぁ？」

A「初代？？」

マスター「Aには話しておらんかったなァ。初代メイビス、フェアリーテイルを作った本人じゃ」

……メイビス？聞いたことあるような名前

メイビス「……A、よろしくお願いしますね♪」

A「あ…はい！！よろしくお願いします初代！」

何だろう……誰かの面影と重なった気がする

メイビス「……」

…これもきっと気のせいだよね？

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