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「ちなみにお前に拒否権は無い。黒の暴牛でクソボロになるほど
散々な目に遭わせてやるから覚悟しろ…！！」
「ええええええ」
「そしていつか、魔法帝になってみせろ」
「っ…」
「はいっ！！！」
ヤミ団長はアスタにニヤッと笑ってみせて、また上へと戻って行った。
「次、166番」
Aはアスタと交代で前へ出る。
するとユノと同様次々と挙げられる手。
「全団挙手…！？」
「す、すげえ」
「さすがだな、けど性格を知ればみんないらなくなるだろうな」←
「ま、まぁまぁ」
そりゃああれだけの力を見せられば誰でも挙手するだろう。
しかし、その彼女は少し性格がイカれている
「黒の暴牛で」
＿「はぁぁぁ？！」
＿「なんでだぁ？」
「マジか？！」
(なんでヤミ団長が驚くんだ？)
そしてそのまま黒いスーツを揺らして後ろに下がったA
勿論色んな人から見られたが気にせずに下がった。
〜終了後〜
「遅ぇな。あいつら」
「…そ、そうですね…あ！きましたよ！」
そしてAは無表情で到着した。
「お、きたなイレギュラー」
「あ、どうも〜。」
「……お前ここでいいの？」
「なんでですか？」
「なんでってそりゃ、俺ら最低最悪な魔法騎士団って呼ばれてんだけど？」
ヤミ団長はいかにも自分のことではないかのように言った。
しかしAは気にせずに答えた
「評判イコール価値が高いとは限りませんよ。
それに価値基準がイカれている私は、ここがピッタリです。
っていうことで私はA。よろしくお願いしますね？」
「……おぅ。なんか予想と違ったわ」
「そうですか〜。で、そちらのイケメンさん、名前は？」
「え？お、俺？！ゴホンッ。俺はフィンラル・ルーラケース！
君かわいいねぇ〜！」
フィンラルは美人なAにイケメンと言われ照れていた。
そしてアスタが到着したようで走ってきていた。
しかしそれよりも衝撃的なことが起きる
「フィンラル君だね？私と夜の海で一緒に入水し、心中しないかい？」
「………は？」
なんとAは、フィンラルの手を取り、笑顔で明らかに可笑しい言葉を
ぶつけてきたのだ。
流石にヤミ団長もこれには固まった。
「…し、心中？！ヤダヤダ！俺まだ死にたくない！」
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作者名：アララモード | 作成日時：2021年4月30日 23時
