幼馴染・・・Part２【赤司征十郎】 (ページ30)

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赤「俺は、なぜAが泣いているのか、わからない。

ただ、聞いて欲しいことがある。
それを聞いた後に、なぜ泣いているのか理由を教えてくれるだろうか？

俺に解決出来そうなことなら、解決に協力する」

貴「わかった。いいよ。話を聞くよ。」

ゆっくりと歩み寄る赤司にAは優しく笑いながら言った。
赤司は、Aの隣に腰を下ろし話始めた。

赤「俺は最初、あのネックレスが欲しくて大会に参加した。

どうしても、渡したい人がいるからな。」

この言葉を聞きAは先程まで流していた涙とはまた別の涙を流していた。赤司はその事に気付かぬフリをして話を続けた。

赤「だが、俺はどうせならそんなジンクスに頼らず自分で行動したいと考えたんだ。」

貴「征ちゃんらしいね！」

Aはもう赤司の協力をしようと腹くくり話を聞いていた。

赤「そこで、考えたんだ。

優勝し、そのネックレスを手に入れ

本人の前で捨て自分で作ったものを渡したらどうかと…」

最後の一言を聞きAは驚いた…

赤「A…

このネックレスを受け取ってくれるだろうか？
そして、俺と付き合って欲しい」

また別の涙が流れ始めたAだったが、笑顔で、

貴「もちろんだよ！征ちゃん！」

と答えていた。

赤「そうか。ありがとう」

赤司はそう伝えるとAの首にネックレスを付けてやった。

そのネックレスには、

赤司の綺麗な筆記体で、

AKと書かれてあり、その二文字の間にはハートの宝石が付いていた。

赤司のネックレスには何も書かれてなくAが後日赤司と同じようにAKと書き宝石を付け2人でペアのネックレスを完成させた。

赤「これから先もこのネックレスのように2人で協力して完成させていこうな。」

貴「征ちゃんとならなんでも綺麗になるね！」

これからも2人は、ネックレスのように協力して色々なことを乗り越えて行くだろう…

＿＿＿ＥＮＤ_____