牛鬼組の雪童子 (ページ4)

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産まれた理由(番外編) ページ4

｢Aが牛鬼組に預けられた理由？｣

口に生クリームも付けながら話すA

｢なんでAが俺らに預けられた理由が知りてえんだよ｣
｢うん。ちょっとじいちゃんから話されて気になって·····｣

牛鬼に頼もうと思ったんだけど居なくて·····とリクオが言う

｢ん～·····なんて言えばいいのかな～·····｣
｢ま、ざっと纏めると｢時期若頭なこいつを守るため｣だな｣

それってどういうこと·····とハテナを浮かべる

｢Aら雪童子、結晶組は冬になると力が大きくなるんだ。
で、数年前それを利用しようとした敵の襲撃にあってね｣

｢そこで吹雪様も組の奴らもほとんどが重症を負って力が年々薄まって行ったんだよ｣

先程のテンションとは違い真面目に話す2人

｢襲撃した敵がかなりの強敵だったらしいし、
ここに居たら若頭のAにもいつか危害が加わるかもしれないっておもって牛鬼様に預けられたって訳だ｣

｢でも今は失った畏れを取り戻してる最中らしいよ～｣

牛鬼様が敵の組潰したからねと馬頭

なるほど·····とリクオ

｢そっか·····あと雪童子は基本成長はしないって聞いたんだけど本当なの？｣

｢しないよ！！！Aは雪女の妖気から生まれた妖怪だから！｣

｢けどこいつは違うぞ｣
｢えっ？｣

めんどくせえなとため息をつく牛頭丸

｢雪童子は基本そのまま姿変わらず成長するんだよ。雪女たちと違ってな。だけど吹雪様は元は雪童子で他のものよりも力を大きくもち生まれたから身体に異変が起きて成長するようになったんだ｣

｢もと雪童子が雪女になって産んだ新しい雪童子は高確率で同じ大きな力を持って成長するんだ｣

てことは·····とAをみるリクオ

｢そーいうこと！Aはその力を持って生まれてきたんだよ｣

あと吹雪様のように雪女になったものが産む雪童子は10人くらいなんだけど吹雪様は産む前に襲撃にあったからその影響でAしか生まれなかったんだよ｣

なるほど·····と納得した様に立ち上がるリクオ

｢ごめんね3人とも！ありがとう！｣
｢もうめんどくせえから話さねえぞ｣

そう言っていつもの様に毒を吐く牛頭だった