検索窓
今日:34 hit、昨日:21 hit、合計:36,775 hit

そのにじゅーご! ページ26

貴「さて、これからどうしよう。」

青「はい!」

貴「はい、青子」

青「告白はねー、帰り道がいいと思う!」

紅「いえ、ここは王道の観覧車よ。遊園地デートの最後に…っていうのがいいと思うわ。」

白「いや、ここは映画館だ。密着する事によりさらなる好感度の上昇を…」

いや、バラバラだね。これじゃ私困っちゃうよ…

貴「うーん…どの案が良いかなぁ。」

私が迷っていると、周りの人達がヒートアップしていく。

青「ぜぇったい帰り道よ!夕焼けとかロマンチックじゃない!」

紅「あら、それを言うなら夜景をバックに観覧車の頂上で告白する方がいいわよ。」

白「僕の意見だけど、それでは男性の告白シーンかと思っちゃうな。」

紅「…うふふ、私の意見に反対ってこと?」

白「そうは言ってないだろう?」

青「映画館だってありきたりじゃない?」

バチバチバチ、と目から火花を飛ばす三人。

…どうしよう。フラれるからには、やっぱりすぐ人目のない所に行きたいし…

貴「…うん、帰り道にするよ!」

青「やったー!」

紅「くっ…今回は負けたけど、次は無いわ」

白「Aさんがそれでいいなら構わないよ。…それで、どんなプランでいくんだい?」

三人がずいっ、と身を乗り出してくる。

貴「…家の前に言ったら、引き止めて告白する。」

青「青子はAの味方だからね!」

紅「絶対に上手くいくわ、私が保証する。」

白「ああ、悔いの無いようにね。」

皆が真剣な顔でそう言ってくれる。
…嬉しい…!

…が、私は一つ気になった。

貴「…えっ、待って、帰り道って…今日の?」

私がそう聞くと三人は顔を合わせて、さも当然だと言わんばかりの顔で

三人「「「それ以外ない(でしょ/だろ)?」」」

貴「…うそん」

こうして私は、今日の帰り道に告白する事になった。

そのにじゅーろく!→←そのにじゅーよん!



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (58 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
127人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルナ(プロフ) - どうやったらこんな感動するストーリーが作れるんですか!?すごいですね!更新、頑張ってください!! (2020年11月15日 21時) (レス) id: 55c0655de9 (このIDを非表示/違反報告)
霊華 - 面白かったです!続きが気になります!更新頑張ってください応援してます (2019年8月19日 14時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)
魔理沙 - 続きが気になります! 更新無理のない範囲で頑張ってくださいね! 応援してます 長々とすみません (2019年5月3日 7時) (レス) id: 28703d16e4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:Nameless0621 | 作成日時:2019年4月2日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。