39 ページ43
無事買い物も終え、家に戻ってきたのは15時
買った服を綺麗に畳んでタンスにしまう
クローゼットのハンガーにドレスとショールを掛け、
こんな綺麗な服を着れるのか、と少し先を考える
そう言えば…と思い出し、机上のマニキュアを見る
陽の光が当たってワインレッドが綺麗に輝く
リビングに向かい、買ってきたものを整理していると、
銃兎さんが部屋から戻ってきた
携帯を片手に、ソファに座る銃兎さん
ズボンのポケットから煙草とライターを出し、
テーブルの上に重ねて置き、かかってきた電話に出る
銃兎「はい、入間です。……ええ、それなら先週に渡しましたよ
……まさかお忘れになられたとは言いませんよね??
いえ、ならばいいんですが。…はい、はい。」
通話中の銃兎さんの声を耳に通しながら、
2つのマグカップにコーヒーを淹れる
通話が途絶えたことを確認し、
銃兎さんにコーヒーと灰皿を渡す
『休日までお仕事の電話ですか?お疲れ様です』
銃兎「あぁ、ありがとな」
灰皿を見て、ふっと笑う銃兎さん
煙草に火をつけ、ふぅっと煙を吐き出す
銃兎さんの反対側のソファに腰掛けると、
ずっと気になっていたことが頭に過ぎる
『そう言えば銃兎さん、
さっきドレスを買った時に言ってたのって
どういう意味だったんですか??』
私の質問を聞いて、「は」と声に出し、頭を抱える銃兎さん
銃兎「本当に分かってないんだから怖いよな、お前」
灰皿に煙草を押し付け火を消し、
自分の膝をポンポンと叩いた
銃兎「ちゃんと教えてやっから、此処に来い」
立ち上がり、銃兎さんの目の前に立つと、
腰を引かれ、銃兎さんの膝の上に向かい合って座る体制になった
『銃兎さん、私これでも成人してるんですけど…』
そう言うと、貼り付けたあの笑顔をする銃兎さん
銃兎「おやおや、この程度で恥じらっているんですか?
それと、つい先日まで何もかもを忘れ、
小学生並みの思考だったのは事実でしょうに。
あぁ、あなたは極度の天然でしたね」
"丁寧な方"の口調で話す銃兎さんも嫌いではないが、
なんか落ち着かない
『それはそうですけど………』
銃兎「まさか、忘れていないでしょうけど…
私が貴女に夢の話をしなければ、
恐らくあなたは未だに記憶があやふやなお子様でしたよ」
こんな時だけ働く感の鋭さが気づいてしまった
今銃兎さん、遠回しに「借りを返せ」って言ったよね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤憑 和(プロフ) - りんごタルトさん» ありがとうございます!落ち着いたらまた更新を再開しますので、これからも応援宜しく御願いします!!m(*_ _)m (2019年1月6日 20時) (
レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - 黒芭さん» ありがとうございます!!先輩だ〜!!頑張ります!! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
りんごタルト - 素敵な作品をありがとうございます。いつも、楽しみにしています。作品の続きも気になりますが、進路を第一に優先し、お体に気をつけてください、応援しています。 (2019年1月6日 16時) (レス) id: 03cc37cc4d (このIDを非表示/違反報告)
黒芭(プロフ) - 私は実技試験がデッサンでしたが平面は得意じゃなく立体にできませんでしたが、そんな私でも一年前に合格したので赤憑さんなら大丈夫ですよ! 受験頑張ってください!更新楽しみにしてます(*´∀｀) (2019年1月6日 16時) (レス) id: 7a66c03551 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - Kuonさん» わぁ!コメントありがとうございます!!同士ですね!!ありがとうございます!!両者共々頑張ります…!!!((｡´･ω･)｡ (2019年1月1日 21時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
