私が何をしたって言うんだ。【入間銃兎】

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『あ、あの………』



「あぁ、自己紹介がまだでしたね。


知っていると思いますが、私は入間銃兎と申します」



朝食が置かれたテーブル席に座る彼。


彼の反対側の席に座る




『……初めて聞きました……あ…私、京Aです。』





銃兎「京さんですか……話は後々署の方で聴くので、

まずはお食べ下さい。そんなに不味くはないと思いますが…」



署？


耳を疑い、質問をする



『警察の方ですか…？』



銃兎「えぇまぁ…

…今日も仕事があるのでその際に貴女を連れていきます。


色々聞きたいことがあるのでね」




目の下にクマが出来ている


………社畜………いや、単に疲れているだけ……



自分でも分からないことだらけで不安の中、




私は入間さんの作った朝食を食べた







『………美味し』



銃兎「それは良かったです」




…………普通にイケメンじゃん…





神様、やっぱ私、あなたのこと大好きです、ありがとう






朝食後、私はお礼に食器を洗い、入間さんの車に乗った




……まさか、警察の方だったとは……





ただひたすらに窓の外を眺め、



ヨコハマと何処か似ているなぁ…なんて思っていた




銃兎「そんなに外が不思議ですか？」


『えっ……あっ…はい。


住んでたところの近くと似ていたので。』





その発言に入間さんは首を傾げた



銃兎「……あなた、ヨコハマに住んでいるんじゃないんですか？」




『…………え』



銃兎「ここはヨコハマですよ？



………全く、京さんは不思議な人ですね。」




入間さんは赤の手袋をした手で口元を覆って笑った





私は不安と何かの渦に飲まれそうになっていた





『…………ヨコ、ハマ……？』




銃兎「失礼、中央区の方でしたか？それとも他の…」


『いや……すみ、ません…………あの………』









.









.









.









.









.









『…………大変申し上げ難いのですが……








…………………………記憶、ありません………』

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