12 ページ14
SideA
体が妙に熱い気がして目を覚ます
体が動かない
その理由は直ぐにわかった
目の前に広がるグレーの布
少し視線を上にすると、整った銃兎さんの寝顔
腰周りに感じるのは恐らく銃兎さんの腕だろう
顔が熱くなるのを感じながら、
銃兎さんの腕から出ようとする
『銃兎さん、疲れてるのかな……』
カーテンの間から差し込む光は太陽なハズ
力が抜けていたせいか、脱力した銃兎さんの腕をどかし
ベッドから無事に脱出する
時計の針は6時を指している
『よし、昨日と同じ出勤時間なら
……30分頃に起こせばいいよね』
着替えというものもない為、このまま準備をする
スーツにアイロンをかけ、クローゼットのハンガーにかける
手首のヘアゴムで適当に髪を束ね、台所に向かう
そう言えば、昨日何時に帰ってきたのか…
食器は洗われて水切り棚に置かれ、
洗濯機も回って脱水までしてある
簡単にご飯と味噌汁、ベーコンエッグを作る
味噌汁に入れる豆腐を切っているときだった
寝室からギシッというベッドの軋む音がすると
前髪をかきあげ、
朝だと言うのに色っぽい銃兎さんが出てきた
『おはようございます銃兎さん。
そろそろ起こそうと思ってたんですが……』
銃兎「あぁ……大丈夫だ」
『朝食、もうそろそろで出来ますので
先に身支度を済ませた方が良いかと……
あ、スーツはアイロンかけときました。
クローゼットのハンガーにかかってます。
かけたばっかりでまだ少し熱があるかもしれませんけど……』
銃兎さんは、何かを思い出した顔をすると
いつの間にか洗面所に移動していた
『(……………顔赤かったな…)』
今朝銃兎さんが私を抱きしめていたのは
きっと銃兎さんが疲れているからだろう
人とハグをするとストレスが40%減少するらしい
なんでこんなことは覚えてて、
"あづ"のことは覚えていないんだろう……
胸の中で少し、電気が走ったような感覚があった
354人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヒプノシスマイク」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤憑 和(プロフ) - りんごタルトさん» ありがとうございます!落ち着いたらまた更新を再開しますので、これからも応援宜しく御願いします!!m(*_ _)m (2019年1月6日 20時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - 黒芭さん» ありがとうございます!!先輩だ〜!!頑張ります!! (2019年1月6日 20時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
りんごタルト - 素敵な作品をありがとうございます。いつも、楽しみにしています。作品の続きも気になりますが、進路を第一に優先し、お体に気をつけてください、応援しています。 (2019年1月6日 16時) (レス) id: 03cc37cc4d (このIDを非表示/違反報告)
黒芭(プロフ) - 私は実技試験がデッサンでしたが平面は得意じゃなく立体にできませんでしたが、そんな私でも一年前に合格したので赤憑さんなら大丈夫ですよ! 受験頑張ってください!更新楽しみにしてます(*´∀`) (2019年1月6日 16時) (レス) id: 7a66c03551 (このIDを非表示/違反報告)
赤憑 和(プロフ) - Kuonさん» わぁ!コメントありがとうございます!!同士ですね!!ありがとうございます!!両者共々頑張ります…!!!((。´・ω・)。 (2019年1月1日 21時) (レス) id: 056236401c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ