私が何をしたって言うんだ。【入間銃兎】

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SideA

あづのプロフィールをしばらく見たあと、

"やっておいて欲しいこと"を次々に始めた





まずは洗濯物

私が朝着ていた銃兎さんのトレーナー


私が倒れていた時着ていたのであろう、
ストライプのトップス、デニム、コート。


元々お洒落には興味がなかったが、
いつからか意識するようになった気がする






そう言えばさっき署に行った時


銃兎さんが持っていたスニーカーを履かされていたが

明らかに銃兎さんのものではない







姉妹がいる？
恋人持ち？





後者の場合、私を引き取ることは中々考え難い




今着ているのは銃兎さんのTシャツで
ジャージの長ズボンを履いている



丈が本当に長すぎるから、5回程まくっている





………なんか、色々借りてる気がする





『ちゃんとお礼の代わりに働かないと』




銃兎さんの着替えを戻しに、
銃兎さんの部屋のクローゼットを開ける




『制服………初めて間近で見た、かも…』



制服警官だった頃のものだろうか


ハンガーにかけて、クローゼットを閉じようとすると
何かが足元に転がってきた





『……マニキュア…？』






手のひらサイズのスティック型のマニキュアが
足元にあり、思わず拾い上げる



派手なワインレッドで、ラメが中でキラキラと光っている




『……マニキュア、するのかな??』



その考えは直ぐに却下されたが、
ありえない話ではない



若しくは、やっぱり恋人の………?




ハッとして時計を見るともう14時を回っていた





『やば……』



マニキュアをジャージのポケットにいれ、

次の仕事を移ることにした

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