検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:1,925 hit

第七話「兄さんは。」(四男視点) ページ7

「…あのね。」









十四松が目にうっすらと涙を浮かべながら、小さな声で言う。









やめろ。









「カラ松兄さんは。」









言うな。









「……カラ松兄さんは…。」









その先を言うな。









おそ松兄さんも同じ事を思っているみたいで、顔を真っ青にして十四松をじっと見つめていた。









「…兄さんは…。」





























「死んだんだよ……?」









涙を頬につたらせながら少し微笑む十四松。









「うわあああああああああああッ!!!」









気付けば僕は耳を塞いで、大声で泣き叫んでいた。









突如溢れ出た涙と鼻水で顔がグチャグチャになる。









そんな俺の様子を見て、皆は背中をさすってくれたり頭を撫でてくれたりした。









____おそ松兄さんはその輪に入らず一人で静かに泣いていたのを、僕だけが知らない。

第八話「思い出の中に。」(長男視点)+a→←第六話「駄目なんだ。」(五男視点)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , カラ松 , シリアス   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なゆる - このはさん» 同一人物ですよ〜!ややこしくてすみません… (2016年11月28日 22時) (レス) id: 6b13ffbd74 (このIDを非表示/違反報告)
このは - nanaさんなゆるさんは同じ人なんですよね (2016年9月6日 16時) (レス) id: 0e46e7e484 (このIDを非表示/違反報告)
なゆる(プロフ) - このはさん» すみません作者です。ややこしくて申し訳ございません。 (2016年9月5日 23時) (レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
なゆる(プロフ) - このはさん» 了解しました…!! (2016年9月5日 23時) (レス) id: 1b43d596bb (このIDを非表示/違反報告)
このは - 次はR作品お願いします (2016年9月5日 16時) (レス) id: 0e46e7e484 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:◇ Nana ◇ | 作成日時:2016年7月15日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。