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それぞれ注文した物を食べて
別々でお会計を済ませた後に
「お腹いっぱい」とか言いながら
東京の街を歩いたのはそれから20分後の事。

東京と言うのはなんでこんなにも人が居るのか
って言うか何で皆ぶつからずに歩けるんだろ。



氷室「大丈夫?はぐれないようにね」


A「え、あ、ありがとう!」



タツヤはそんな私を気にかけてくれたのか
私の手を引いて歩いてくれた。
きっとこういう所がモテるんだろうなぁ。



虹村「っつーか、ずっと思ってたけど
二人って彼氏彼女ってヤツ?
だとしたら俺かなり邪魔じゃね?」


氷室「んー…どう見える?」


虹村「その言い方は違う訳か」


氷室「見抜くの早いな」



タツヤと居て、彼氏彼女に見えるのかな?
見えるとしたらだいぶ光栄な事だよね
タツヤみたいな紳士でイケメンさんの
彼女に間違われるなんて。



A「ふふ、タツヤは紳士なんだよ」


虹村「あー、そうだな俺は聞い使わずに
前をズカズカ歩いちまって悪かったな」


A「あんまり前歩きすぎて見失ったら
迷っちゃいますからね、タツヤが」


氷室「君も根に持つタイプだね?」


A「ええ?」



そんな会話をしながら歩き
適当にお店に入ったりゲーセンに寄ったり
三人で遊び歩いて、最後に、と
虹村さんが連れてきてくれたのは

ストバスのコートだった。



A「へー、ストバスのコートあるんだ」



もう錆び付いて皮の禿げまくっている
フェンスに四方向を囲まれたコート。
ゴールもボロボロでネットの色はくすんでるし
木製であるリングも表面が傷付いていた。

ぽつんとひとつ置かれているボールも
表面はツルツルして空気がちょっと抜けていて
何年も使い込まれているような感じ。



虹村「タツヤ、ちょっとやってかねぇ?」


氷室「ああ、いいね」


A「ええ、でもうちって
草試合禁止だから監督にバレたら…」


氷室「内緒、じゃダメかな?それかこれは
チームじゃなくて個人だからセーフって事で」


虹村「俺からも頼む、ちょっとだけ!」


A「…うーん、わかった
二人にお願いされたら断れないよ」



二人は小さくガッツポーズをすると
早速1on1を始めた。…どっちが強いんだろ
タツヤが強いのはもう分かっている事だけれど
虹村さんはキセキの世代を従えてたらしいし…。

…1on1の結果は気になるけれど
私は、飲み物を買いに行く為
一度ストバスのコートを出た。

…近くに、自販機かコンビニあるかな?

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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - 祥吾様といつ付き合いますか (2019年5月1日 9時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - あの…僕のリク書いてくれてるのにあんな事言ってすみません 何があっても祥吾様を命懸けで守る執念が暴走してました (2019年4月30日 15時) (レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:由麻 x他1人 | 作成日時:2017年12月23日 18時

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