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想イ出 ページ5

■ ■ ■ ■

_____甲高い耳鳴りに目が覚める。
確かに目を開いたのだが、真っ暗だ。柔らかい布みたいなので物理的に目隠しされている。その布を取ろうとするが、腕に力が入らない。なんか体のあちこちに何かが刺さってる。点滴用の注射器みたいなのが、腕や脚、腹にも刺さってる感覚がする。

「___、っ」

そして声が出せないおまけ付き。何かをくわえられてるとか、塞がれているとかそういうのはなく、声帯が働いてない。声にならない、の方が正しいか。
特に、ベッドに寝かされている訳でもなさそうだ。なんか、液体のようなものが周りの__液体!?直ぐに動こうとするが、手に力が入らない。脚も力が入らない。
__何処の2次元だよ。こんな展開求めてねぇよ。

突然、重力が働き、体が前へと倒れる。
床に倒れるか、と思ったが誰かに支えられそして目隠しと針を外される。「見えるか?」といきなり問われた。目の前には、額の1本角やカギ爪を備えた末広がり気味の手、首の襟巻、白を基調としたたてセタ風の服を着た女性がいた。何より、大きな胸。男の俺、大歓喜。だが、1つ問題がある。
今、その胸に俺の体が当たっている。でも問題はそこじゃない。その女性の体が冷たい。氷を触っているみたいに。
冷静に考えると分かるのだが、どう見ても人間じゃない。1本の角、カギ爪を備えた末広がり気味の手、青白い肌。__どっちかって言うと化け物だ。

「え、あ、見えます…?」

とりあえず問いに答える。
支えてもらいながら、周りを見渡す。他にも人がいるが、顔はよく見えない。というかこの部屋、暗いな。いや、明かりはあるのだが、光が弱い。

「もうじき、目が慣れる」

と、別の声が聞こえたと同時に明るくなる。眩しくはないが、暗くもない。
周りをもう一度見渡すと、暗くて見えなかった物がはっきりと見えた。近くの机にあった4画面あるパソコン。後ろにはカプセルのようなものが。カプセルには開閉するドアがある。
んで、他には目の前にいる奴と同じ肌の色をした人達。ちっちゃい女の子もいる。

一応、自分の服装を見てみる。何故かユニフォームだった。
それは洛山のだった。が、それどころじゃない。自分の手を見ると、左手が青白くなっていた。右手は真っ黒。手首から青白い色になっているグラデーション…じゃなくて!
俺もついに化け物の仲間入りか。くそ。

「なんだよこれ……!」

髪は若干伸びている気がする。
多分、肌は青白くなっていると思う。さいあくだ。

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あー - すんごく面白いです!頑張って下さい!\(*´∀`*)/ (2018年5月10日 18時) (レス) id: 3aa18126bf (このIDを非表示/違反報告)
空気 - ネタが思い付かなくて、だんだん下手くそになっていますが許してください…w (2017年1月1日 22時) (レス) id: da1f461dec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雨雫 | 作成日時:2016年12月31日 0時

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