269話 ページ9
井上「雪村君、いいから逃げなさい。」
井上は力が入っていない腕でそれでも刀を構える。
井上「あんたに怪我させちゃ、トシさん達に申し訳がたたないよ。」
敵は井上に狙いを定めている。
彼はここで死ぬ気なのだ、と悟った。
千鶴(駄目・・・・・・)
その時、懐に入れた物のことを思い出した。
―――――一つ、お守りを渡しますね――――――
―――――これ、凄いんですよ。少しの間だけ敵の動きを止めることができるんです―――
敵は今にも引き金を引くだろう。
そうすれば、彼は・・・・・・――――――
ぎゅっと固く目を瞑る。
千鶴(神様、Aさん、どうか、助けてください！)
それを地面に叩きつけるため、彼女は手を振り上げた。
千鶴「やめて――――――っ！」
目を閉じていてもわかる。
一度、世界は白い光に包まれた。
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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます！ (2021年12月18日 22時) (
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朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます！ (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます！ (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます！ (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます！ (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朧 龍 | 作成日時：2016年6月30日 23時
