294話 ページ34
井上「・・・A君。」
ピクッと彼女の肩が跳ねた。
土方「源さん、目が覚めたのか。」
ホッと安堵の声がするが、彼女は頭を下げたままだ。
井上「トシさん、心配かけたね。雪村君も、辛い思いをさせてすまなかった。」
いつもの優しい口調。
いつもの柔らかな表情。
なのにこの人はもう、刀で戦えない。
貴女「ごめんなさい・・・。」
井上「A君、顔を上げてくれないかい。」
ふるふると首を横に振る。
それを見て、彼は何かを決めたように口を開く。
井上「もしかしたら、だけどね。君の知っている歴史では、
私はここで死ぬことになってるんじゃないのかい?」
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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年6月30日 23時