292話 ページ32
動きには一切の無駄がなかった。
的確に、素早く、異物を取り除き縫い合わせる。
最後に熱した小刀を当て、傷口を焼く。
終わった。
貴女「長く留まり過ぎた。彼の身体には大きな負担だろうけどすぐに移動しよう。
できるかぎり痕跡を消して。」
後は敵に見つからないいう祈るばかりだ。
こればっかりはどうしようもないからね。
・
移動と休憩を繰り返し、大阪城にたどり着いた頃にはもう空は白み始めていた。
彼の命は助かるだろう。
ただ・・・・・・。
傷口を縫合している時には気づいた。
だが、そのことはまだ誰にも伝えてない。
彼は、もう・・・・・・。
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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年6月30日 23時