282話 ページ22
貴女「お嬢さん、彼は、どこにいますか。」
彼、というのが井上のことを指しているのはすぐわかった。
千鶴「こっちです!」
ガサガサと草を掻き分け森の方へ進むと彼は木の根元に横たえられていた。
スッと横に屈むと傷の状態を確認する。
貴女「とりあえずますは止血しなきゃな。」
躊躇なく袖を破りきつく縛ろうとするがなかなかうまくできない。
千鶴「Aさん?」
不審に思った千鶴が手を伸ばすとAはパシリとそれを振り払う。
貴女「・・・勝手に、僕に、触らないでもらえます?ゴホッ・・・、ゴホゴホッ・・・。」
振り払った手に力は入っておらず、体温も異常に高かった。
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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年6月30日 23時