272話 ページ12
風間「その女鬼を置いてとっとと逃げろ。そうすれば貴様は見逃してやる。」
井上「彼女を犠牲にして私だけが逃げるなんてことはできないんだよ。
そんなことをすれば私はいろんなものを裏切ってしまうからね。
彼女からの信頼も、トシさん達の信頼も、自分への信頼もね。」
まだ目もしっかり見えていない上に、彼に戦えるだけの力は残っていない。
この人の命を自分などのために奪われてはならない。
千鶴「私、ついていきますから、井上さんに手を出さないでくださいっ!」
風間「ほう、女の方がよほど状況を理解しているらしいな。」
空は不気味な赤さで包まれている。
井上「私の命と引き換えにでも彼女は渡さないっ。」
風間「ならば死ね。」
無情な冷たい言葉とともに、刀が振り下ろされた。
―――――ガキィンッッ!!
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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朧 龍 | 作成日時:2016年6月30日 23時