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261話 ページ1

彼らは感心すると共に背筋をゾワリとしたものが駆け抜けていくのを感じた。









こんなことは普通の少女が考えることではない。









この手のことにかけては彼女は彼らの数段上をいく。









貴女「まずはそれらしい”場”を作り、雰囲気を作る。

  相手がその世界に取り込まれたところで、少しでも不思議な

  それでいて恐ろしいよ思うことが起こったらどうなるか。

  そりゃもう大パニック、恐怖のどん底にまっ逆さまって寸法さ。」









皆「・・・・・・。」









貴女「それに日本人って昔から祟り神様とか、

  自然に対する畏敬、畏怖の念が強い傾向にあるからね。

  畏怖を抱いた相手にそうおいそれと手を出そうとはしない。

  勝手に膨れ上がった心の中の恐怖にせいぜい怯えていればいい。

  僕は一人なわけで、そんなに大人数相手できないし、まあ、

  ハッタリも込みだね。」









つくづくよう考えられている。









浮き足立っているところを崩すのははるかにやり易い。









貴女「僕は君達に義理があるから君達のことは守るけど、

  会ったこともないお偉方のために命を無駄遣いする気は毛頭ないよ。

  だからせいぜい僕をうまく使いこなしてよね。」









ここからが彼女にとっての正念場。









貴女「さてと、出陣しましょうか。」

262話→



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朧 龍 - 70000hitいきました、ありがとうございます! (2021年12月18日 22時) (レス) id: df44173df6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 60000hitいきました、ありがとうございます! (2019年9月18日 22時) (レス) id: 4e2b574ae5 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 50000hitいきました、ありがとうございます! (2018年12月17日 16時) (レス) id: ea8560f806 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 30000hitいきました、ありがとうございます! (2018年9月2日 21時) (レス) id: bdb3c46ea6 (このIDを非表示/違反報告)
朧 龍 - 20000hitいきました、ありがとうございます! (2017年8月8日 0時) (レス) id: f717af831e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朧  龍 | 作成日時:2016年6月30日 23時

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