検索窓
今日:14 hit、昨日:6 hit、合計:1,068 hit

2章20話「なれないあたたかさ(1)」 ページ24

■■「服を脱がさないと無理そうだな。」
ライカ「服脱がしてもいいか?」
処刑人「服…?」
■■はライカ以上に知識のない子が来たな、と思った
■■「……泣いてもいいから我慢してくれ。」
■■は彼の服をゆっくりと脱がせる

彼の体を見たラズルは固まり
彼の体を見たライカは頭を撫で
彼の体を見た■■は大急ぎで消毒液を手に持った
ラズル「お、前…今までよく…っ!」
ライカ「…………。」なでりなでり
■■「染みるぞ…」
消毒液を浸した薄い布で体を拭くと彼の顔は引きつり始めた
処刑人「………っ……ッ……!!」
■■「悪い、これだけは我慢してくれ!」
処刑人「ッ………!」
■■「お前の傷を治す為なんだ。お願いだから我慢してくれ…。」
ーごめんてー
処刑人「………………。」
彼はめそめそと泣いている
■■「次は包帯だな。ラズル、取ってくれ。」
ラズル「ほい。」
■■「これが終わったら寝てもらうからな………あ、まだ無理そうだな。」
※後頭部の火傷見えちゃった
■■「…もうちょっとだけかかりそうだな。」
ライカ「冷やすものが要りそうか?」
ラズル「いや、これはアレだろ。ガーゼとかそういうの。」
■■「お前適当言ってないか?」
ラズル「………かも。」
■■「ライカ、アレ。ぬいぐるみ買ってこい。」
ラズル「むぎゅむぎゅさせるか。」
ライカ「わかった。」
ー買ってきたー
■■「…どうだ?」
処刑人「ほぁほぁ…。」
彼は渡されたぬいぐるみを抱きしめている
■■「よかった。」
■■「あとはここの火傷だけだからな。」
処刑人「………ん…。」
ラズル「眠そうだな。」
処刑人「ん…。」
ラズル「これが終わったらすぐに寝れるから。」
処刑人「………………………すぅ……。」
ライカ「寝た…。」
■■「いいだろ別に。」
ライカ「いいけどさ…。」
■■「………結構昔のだな。全体的に新しいのがない。」
ライカ「それでも染みてるんだろ。」
■■「あぁ。」
ラズル「数年単位の傷か数ヶ月単位の傷かでまた変わってきそうだな。」
■■「そうだな。」
■■「2人共、ベッドの準備を頼む。昔買ったシングルが俺達の部屋にまだあった筈。」
ライカ「わかった。」
ーー
■■「よし、終わったぞ。」
ー自分達の部屋ー
ライカ「結構すぐだな。」
ラズル「だな。」
■■「ふかふかしてそうだな。」
ラズル「ありとあらゆるふかふかを探した。」
■■「ありがとう。じゃあ布団捲ってくれ。」
ライカは布団を捲り、■■はそこに寝かせる
ライカは布団を優しく掛けた

2章21話「処刑人(■)」→←2章19話「処刑人(■)」



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 0.0/10 (0 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:内外世界談 , コルラノ , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:魔人。 | 作者ホームページ:無い。  
作成日時:2022年2月8日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。