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「殺せｯｯｯ！！！！！」
忌々しい声が聞こえた。
炎に包まれて中は見えない。だが、魔力なら見える。
ハリーに近づこうとするクィレルに対して魔法を放った。
「ぐ！？！？ぐぁッｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯｯｯ」
「なんだ！？なにがあった！！！！」
「………！？」
『ハリー！
そいつに触れ！！！！！』
「その声は、ポップルウェル先生！」
ハリーの驚いた声が響き渡る。
「ポップルウェルだと！？！？
貴様ｯｯｯ！！
A・ポップルウェルかｯｯｯ！！！」
『…………』
炎をすり抜け、その場に姿を表す。
「ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯｯｯ！！！！！」
ハリーがクィレルの顔に触ると、そこがボロボロと灰になって崩れ落ちていた。
「おのれｯｯｯ！！
A・ポップルウェルｯｯｯ！！！！」
「A……ッ」
ヴォルデモートの声と共に、苦しげなクィレルの声が聞こえた。
『すまない、クィレル。
僕では君を救えない』
クィレルの身体は崩れ落ち、けたたましい声を響かせながらヴォルデモートは姿を消した。
「うわぁぁぁぁああ！！！！」
『ハリー！』
倒れ込むハリーを咄嗟に受け止める。
ハリーは気を失ってしまった様だ。
その手には賢者の石が握られている。
『……………、ごめん、ごめんなぁ……ハリー』
怖かっただろう、どうしようもなく不安だっただろう……。
それでも、ハリーは逃げなかった。恐れなかった。
『偉かったなぁ……』
ギュッと抱き込み、彼の暖かい体温に縋りついた。
コトン、コトン、と心音が聞こえてくる。
僕はその音に酷く安堵しながら、
小さな勇者に密かに忠誠を誓うのだった。
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わさび(プロフ) - ぴうさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！一気読み！？あ、あまりご無理なさらずに！！！ (5月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
ぴう(プロフ) - うぁぁ、タイプだぁぁ面白いです！これから一気読みします！ (5月20日 18時) (レス) id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - 龍さん» わぁぁぁ！ありがとうございます！！そう言っていただけてとても嬉しいです！！ (2022年8月22日 22時) (レス) @page42 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
龍(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです！続き楽しみにしています！ (2022年8月22日 20時) (レス) @page43 id: c13f564568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わさび | 作成日時：2022年8月1日 22時
