29話 ページ30
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南沢「(この試合…ッ、負ける訳には行かないんだ!
ここで負けたら、雷門を辞めた意味が…!!)」
そしてボールは霧野に奪われてしまい、そのまま月山国光陣内へと上がっていく。
すると、ディフェンスの金平と長船が動き出し霧野を挟み込んだ。
金平・長船「「"ツインミキサー"!!」」
二人技で霧野を攻撃すればボールを奪い返すとさっきまで動かなかった二人に南沢は驚く。
長船「南沢、我等も共に戦うぞ!」
金平「お主のプレーで目が覚めたわ!」
南沢「長船、金平…」
兵頭「皆の者! この試合、必ず勝つ!!」
「「「おおっ!!」」」
兵頭の言葉に月山国光の皆の指揮が上がる。先程までの雰囲気と違うと気がついたAは、慌てて雷門陣内へと戻る。
A「ここから本当の勝負って所かな…!」
金平「上がれェ!!」
金平が月島へボールを上げると、月島はドリブルでボールをキープしながら止めに入る速水を抜いて、正宗へとバックパスを出した。
A「(南沢さんのプレーで皆をひとつにした…。)」
Aは月山国光の動きを見つつ、正宗にスライディングを掛けてボールを奪う。
それから雷門と月山国光は奪って奪い返すの繰り返しだった。
甲斐「(この試合、負けはせぬ…!)」
月島「(必ず勝つ!)」
兵頭「(さあ、来い…!)」
月山国光は勝ちたいという思いを抱き、"本当のサッカー"で勝負をし始めた。
神童「行かせるか!」
信助「っ、キャプテン!」
南沢は神童からボールを奪い、そのまま小早川にパスを出すと透かさず信助がボールをカットした。
信助「A!」
A「霧野先輩!」
信助からA、Aから霧野にパスを繋げる。
そして再び金平と長船の"ツインミキサー"でまたもボールを奪われてしまう。
A「(どちらも譲らない試合…これが本当のサッカー…楽しい!)」
Aは胸の奥が熱くなるのを感じて嬉しさに口元を緩めた。
そして残り時間が迫ってくる。
止めに来る甲斐、月島を狩屋はボールをキープしながら軽い身のこなしで軽く跳んで体を捻って一気に二人を抜いた。
天馬「いいぞ狩屋!」
そこに南沢、長船、小早川が3人がかりで止めに入る。"狩屋!"と霧野が名を呼べば、狩屋は舌打ちしながら霧野にバックパスを出す。
霧野は受け取れば一気に全線にいる剣城へとパスを出し、ボールが渡った。
剣城「はぁあ…っ!! "剣聖 ランスロット"!」
兵頭「ゴールは割らせぬ! "巨神 ギガンテス"!!」
剣城はゴール前に立って化身を出せば、兵頭も合わせて化身を出した。
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作者名:りはる | 作成日時:2020年4月1日 2時