23話 ページ24
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兵頭「何っ…あの女いつの間に!?」
兵頭は目の前に居るはずのないAに驚きを隠せないでいた。
するとAはシュート体制に入る。
そう、天馬からAへの"シュートチェイン"だ。
A「はああぁっ…! "星光 ステラ"!!」
Aの背中に紫色のオーラが現れ、形となって姿が顕になる。
Aの化身 "星光 ステラ"だ。
名の通り、星をイメージした女性の化身。
「「「化身!?」」」
天馬「A…化身使いだったんだ!」
雷門の皆はAの化身に驚き、天馬は嬉しそうに興奮しているのか声を弾ませた。
A「絶対に決める…!!
"ステラブラスター"ッ!!」
Aの脚が金と黒のオーラに包まれる。
そのまま勢いよくボールを蹴るとオーラがボールを飲み込み、化身威力と天馬のマッハウィンドの威力を纏ってゴールへと向かっていく。
兵頭は予想外の展開に反応が遅れ、ボールはゴールに突き刺さった。
雷門、同点に追いつく。
天馬「やったよA──!!」
A「天馬、ナイスだったよ!」
天馬「へへっ、Aこそ!」
天馬は嬉しそうにAに駆け寄るとAは微笑んで天馬を褒める。
天馬も照れくさそうにしながらもAを褒めて、お互いパチンッとハイタッチを交わした。
A「(──まぁ…ゴールネット破らなくて良かった)」
Aは以前、雷門中のグラウンドにあったゴールネットを突き破ったのを思い出して内心苦笑いを浮かべた。
春奈「天馬くんもAさんも凄い…!!」
茜「Aちゃんの化身素敵、必殺技もかっこよかった…♪」
春奈は二人の活躍に興奮し、茜はカメラを手にしながらAにうっとりしていた。
南沢「同点とはな…監督の言った通りの実力だ、白星A…。」
南沢は天馬と喜ぶAを見て歯を噛み締めると、兵頭が決められたボールを手にしながら近づいた
兵頭「うむ、これは倒し甲斐がある。」
すると近藤は兵頭たちに腕で合図を出す。
兵頭「…監督の承認は降りた。」
兵頭は小さく呟いて、Aたちを見つめた。
天馬「狩屋!」
ポジションに戻る狩屋を天馬は呼び止めると、狩屋は天馬に振り向いた。
天馬「Aとのさっきのプレー凄かったね!」
狩屋「そっちこそ、竜巻の使い方上手くなってるぜ? 前半は霧野先輩がディフェンスのバランスを崩してた。監督が下げて正解だったな…。」
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作者名:りはる | 作成日時:2020年4月1日 2時