22話 ページ23
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狩屋「"ハンターズネット"!」
一文字「ぐぁっ!」
一文字は狩屋の技のネットに弾かれ、再びボールを奪い返した。
月島が狩屋にスライディングを掛けるが、狩屋は避けて天城にパスを出す。
天城は南沢からボールを奪われないように高くボールを上げれば、信助が高く飛び上がってヘディングをし、そのボールをAが受け取った。
《またも白星と狩屋!
ディフェンス陣の連携でボールをがっちりとキープの雷門!!
あーっと!?竜巻がやってきた─!!》
Aがボールを持ち運ぼうとすれば甲斐が止めに入る。その時、狩屋がAの名前を叫ぶように呼んだ。
狩屋「白星さん!」
A「…! 狩屋くん?」
名前を呼ばれてはボールを足で固定して狩屋を見れば竜巻を指差している。
狩屋「ボールを竜巻に!!」
A「…!なるほどね…!」
狩屋の考えが解ればAは軽くボールを上げて、目の前にいた甲斐に細く微笑んだ。
A「どうやら竜巻の使い方を攻略したみたいよ…っ!」
Aは甲斐に述べると、ボールを勢いよく竜巻へ蹴り込んだ。
「「「！？」」」
狩屋「竜巻の使い方、散々見せてもらったからな…こっちの番だぜ!」
《白星が竜巻にボールを蹴り込んだ──!!》
Aがボールを蹴り込んだ竜巻は月山国光側へと徐々に上がっていく。
狩屋「後半戦の竜巻は、雷門11人目の選手だ!」
狩屋の発言を聞いた霧野は、目を見開いて驚きの表情を浮かべた。
A「流石狩屋くん、よく見てるのね」
狩屋「やだな白星さん、白星さんだって薄々気付いてた癖に」
狩屋の言葉にぴくりと反応しては、バレてたかと肩を竦めた。
Aも狩屋と同じく、試合を通して薄々竜巻の動きを読めていたのだ。
A「天馬、任せたわよ!」
天馬「わかった!」
天馬はブロックの必殺技"スパイラルドロー"を使い、竜巻に入り込んだ。
《竜巻の自由自在の動き、さあこれはボールが何処から来るか、松風がいつ飛び出してくるのか解らない!!》
すると天馬は竜巻から抜け出して、そのままゴールに向かってシュート体制に入った。
天馬「"マッハウィンド"!」
兵頭「はぁあ─ッ!! "巨神ギガンテス"!」
兵頭が化身を出して天馬の必殺シュートを止めに入ろうとする。
だがその時、いつの間にかDFに居たAがゴール前へと上がっていた。
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作者名：りはる | 作成日時：2020年4月1日 2時
