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『授業中やから、大人しく授業受けろや…!確かに二点は、寝ろても取られへんけど…!』
「美神さん、小柄な貴女の力では、勝呂くんを抑えようとしても、無理ですよ。」
『煩いです…!てか、志摩達も、手伝えや…!』
「ぼ、坊、落ち着いて…!」
『ほんまにアホなんは、あんたやし、燐の方がちゃんとバカやから、燐と同じくらいのバカやあるまいし、大人しく授業受けぇな…!』
「んだとぉ!?」
大の男二人、小柄な女一人で、大男一人を、席まで戻す。美緒は、雪男に言われたことが、ショックらしく、ブルーな雰囲気が、漂っている。
『小柄コガラこがらKOGARA…。』
「先生!こいつのこと、どうにかしてください!」
「あれ、僕の言葉、そんなに、気に障りましたか。」
『コガラこがらKOGARA小柄…。』
「…先生!ほんまに、どうにかしてあげてください!」
『はは、別にええんや、自覚しとるから…。』
「美緒ぉぉぉぉぉ!!」
そんなことをやっていたら、授業が、終わってしまった。美緒は、数十分経った後に、やっと復活した。
『絶対に、あの若先生のこと、越えてやる…!』
「ずっと根に持ってんな、お前。」
『うちのことを、どストレートに小柄言うた奴、初めて見たし。』
「器のちっせぇ女やな。」
『その口、黙らせてやることも、できるんやで?』
「同族嫌悪や…。」
「誰が、同族や!子猫丸!」
美緒と竜士がハモって、子猫丸に、反抗する。
次の授業、体育実技。
「おらぁぁぁぁぁぁ!!」
『…バカか、あいつら。てか、同族嫌悪っちゅうんは、こういうことを言うんちゃうの。』
「せやな。それは、言えてる気がするわ…。」
「最後まで生き残ったもんが、勝ちやぁぁ!」
竜士はそう言って、燐を、蹴り飛ばした。
その竜士の後ろには、
「なにをやっているんだ、君達は!死ぬ気かね!?」
椿先生が怒っているそばから、また喧嘩が勃発したため、美緒、廉造、子猫丸の三人が、坊を抑えに行く。
『ほんま、お前ら、同族やな…!同族嫌悪としか、言えへんわ、これ…!』
「…力弱ぇな。」
『…絶対、ぶっ飛ばす!』
ついでに、美緒まで、喧嘩が勃発。
今度は、子猫丸が、取り押さえる。
どうやら、「力弱い」という燐の言葉が、気に障った様だ。
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…!(なんで、関西弁) (2018年1月17日 20時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください!気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐生心愛 | 作成日時:2018年1月14日 21時