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放課後の塾で相変わらず、竜士たちが、座っている。竜士の隣に、美緒。美緒の隣に、廉造。その横に、子猫丸、といった席順だ。そこで、竜士が、ふと思い出したことが、あった。

「お前、美神流神社の後継やろ。明蛇、つまり、うちと関わりを持つ、唯一の神社であり、うちの秘密を知る、ただ一つの場所。」

『やっと気付いてくれたな。あんたの言う通り、うちは、美神流神社の後継や。十五上の姉もおるけど、お姉ちゃんは、うちの跡を継ぐことを、望んでへん。せやから、うちが、跡を継がへんとあかん。』

「…そんな奴が、なんでここに来とん。本来なら、祓魔師にならへんでも、生きていけるやろ。そっちは。」

『ん、魔神(サタン)を倒すために、祓魔師になるっちゅう野望持って、入っただけやで。うち、父親を、青い夜ん時に、亡くしたんや。』

『それから母親が、女で一つで、育ててくれてた。でも、母親も、魔神(サタン)に体を乗っ取られ、死んだらしくて。うちは、その時、まだ一歳になったばっかりの時やったから覚えてへんけど、お姉ちゃんが、そう言っててん。』

竜士には、昔話をする彼女の姿は、凄く冷めていて、美しくみえていた。でも、寂しさを美しく身に纏っていた彼女の姿は、どこか悲しさを、感じさせた。

「大変やったな。」

『…別に。大したことやない。どうせ、そっちも、青い夜ん時に、親か、兄か、亡くしとる奴くらいおるやろ。それを考えたら、一人や二人くらい、あんたんところと比べ物にならん。うちより、あんたらの方が、悲しかったやろうし。』

「そんなことない。お前も、同じようなもんやろ。」

(子猫さん、一回、二人きりにしてあげましょうよ。)

(なんで?)

(ええから、二人きりにすんでー!)

(ちょ、志摩さん!?)

この会話をしているうちに、志摩達は、どこかへ行ってしまった。それに、竜士達は、気付かずにいた。

『…なんやねん。いきなり、優しくなって。別に、一人くらい、慣れてるし、べつ、に、さみしいわけでも、ないし…。』

「ティッシュあるから、涙拭け。」

『あーもう。あんたのせいで、三日間、顔むくんでまうわ。どうしてくれるん。』

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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…!(なんで、関西弁) (2018年1月17日 20時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください!気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桐生心愛 | 作成日時:2018年1月14日 21時

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