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美緒が、何故、燐を庇っていたのか、話し始めた。
『あいつ、うちと似てんねん。ずっと、一人でおって、友達も一人もおらんくて、そのせいか、友達を護りたい気持ちが、強うなって。まぁ、あいつは、悪魔の皮を被った善人、とでも、言えばええのか。』
『お姉ちゃんが、
(自分が、悪魔中の悪魔、
『気付いた時までは、サヤやマヤのことは、友達やと思うて、よく一緒に遊んでた。ペットに、ほぼ変わりない感じやったし、自分が、巫女なんて、思いもよらんかった。あ、巫女の血統やとは、思っとったよ？ けど、巫女やとは、思ってへんくて、お姉ちゃんから聞いた時は、びっくりしたわ。』
美緒は、まだ話し続けていく。今度は、燐を庇っていた理由ではなく、自分の過去を。
『巫女やて、知らされる前は、喧嘩しまくってて、色んな人に、迷惑かけてた。知らされた後は、巫女らしく振舞っとったけど、やっぱ、難しくてな。巫女らしいっちゅうんは、一体なんのことをやろ、なにをすれば、ええんやろ。それのせいで、騒ぐこともあまり、できひんくなったし、友達も減っていった。せやから、できた友達や大切な奴っちゅうんは、大事にしたい。』
「…そうですね。貴女は、二、三ヶ月前の兄さんと似ている。性格、学力は、似てませんけどね。」
『兄妹やあるまいし、それは、当然ですから。』
美緒が、過去を話し終えるとしえみは、「見かけによらず、凄くいい人だ」とわかり、恐れるのをやめた。
「み、美神さん。美緒ちゃんって、呼んでもいい？」
『？ 別にええよ。うちも、しえみちゃんて、呼んでええ？』
「勿論！」
(なんで、ここだけ、ほのぼのしてるんやろ…。)
『せや、燐の降魔剣は？』
「少しヒビが、割れてます。」
『修復せなあかんっちゅうことか…。』
「貴女は、ここで大人しく、待機していてください。」
美緒は、また雪男の言葉の圧力に負け、「はい」と答えてた。「…どう考えても、暇を持て余してるだけやん…」と文句を漏らす。
『…？ 子猫丸、その腕どないしたん。』
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…！（なんで、関西弁） (2018年1月17日 20時) (
レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください！気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桐生心愛 | 作成日時：2018年1月14日 21時
