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竜士達が、戻ってきた頃には、美緒は、本気で寝てしまっていて、起こそうとしても、起きず。
それで結果、一度だけ、デコピンすることになった。竜士が、デコピンすると即座に、起きた。
『いったいわ!誰や、デコピンしたんは!』
「やっと起きたな。なんで、寝てんねん!」
『眠かったんやもん。しゃーないやろ。』
そんなほのぼのした雰囲気に、なっているのにも関わらず、空から、奇声が聞こえてきて、皆、空中を見る。そうすると地の王、アマイモンが、空から降ってきた。
『やばい!』
「おや、この前の女も、いるんですねぇ。またヤル気ですか?」
『んなこと、誰も言うてへんやろが!』
「待ちくたびれたよ。」
シュラが、そう言って、口笛を鳴らすと焚き火は、蛇へと変わり、魔法円の作画は、絶対障壁となった。そのため、アマイモンは、絶対障壁により、吹っ飛ばされた。他の奴らが、シュラに質問する中、美緒は、一人でどうやって、自分の身を、加えて、他人を護れるかを、考えていた。
(今回は、前とは違うて、使い魔の技やって、使える。せやけど、あんな超大物相手に、うちの使い魔の技が、通用するとは、とても思えへんし…。)
(うちが、巫女として使える技の一つを使うて、護るか…いや、自分に対するリスクが、高すぎる…。)
「おい!こっちに来い!トリプルC濃度の聖水で、重防御するって、言ってんだろ!」
『あっ、すみません!』
美緒は、シュラに一言謝るとシュラに近づき、聖水をかけてもらっていた。そして、再び、どうやって“自分”も、“人”も、護れるかを考えていた。
(巫女としての力を使えば、うちの体力は、大幅に減ってまう。結果は、全て自己責任。連帯責任なんて、できひん。倒れても、死んでも、全て自己責任となる。そんな危険な力を、今ここで使うて、護るか。それとも、他の方法を考えるか。今は、そのどっちかに、尽き…る…て!)
「おいおいおいおい!誰か止めろ!」
美緒が、しえみを外から出すことを、防いだ変わりに、絶対障壁から出てしまった。
『あんたの狙いは、うちやろ。んなら、今回も、相手してやっても構へんよ。そのかわり、ここにいる奴らを、狙わへんこと。それを、条件にさせてもらうわ。』
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…!(なんで、関西弁) (2018年1月17日 20時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください!気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐生心愛 | 作成日時:2018年1月14日 21時