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「そ、そういう坊と美神さんは、どこまで、いったん?」
志摩のこの発言で、美緒は、志摩の顔に、思いっきり噴き出し、竜士は、噎せていた。「お、焦っとる焦っとる」と志摩は、気楽に思いながら、タオルで顔を拭く。
『な、なななな、なんで、今それに、答えなあかんねん!別に、答えなあかん質問やないやろ!せやろ!? 竜士!』
「そ、そ、そそそりゃそや!」
「とかなんとか言うて、焦ってるのが、バレバレですよ〜。」
『志摩。ほんまに、後で覚えとけや。』
「怖っ!」
丁度みんなが、食べ終わった後、訓練の内容が、説明された。その後すぐに、訓練が、開始された。
『いやぁぁぁぁぁぁ!サヤ、マヤ!』
美緒の嫌いな類の悪魔が、ウヨウヨいて、やむを得ず、使い魔を召喚した。そして、サヤ達が、悪魔達を倒していく。正しくは、殺していくの方が、合っているだろう。
『ほんと、嫌やぁぁぁぁぁぁ!!ちゅうか、提灯どこにあんねん、コラァァァァァ!』
美緒は、やけ半分で、提灯を探す。
だいぶ離れた場所で、提灯を発見した。
それも、神木と同じ場所で。
「…なんで、あんたが、ここにいるのよ。」
『いや、偶然やから。それより、こいつの好物、覚えとるか?』
「…なんだったかしら…。」
『女。つまりは、私ら。せやから、うちが、封印してる間に、そっちの使い魔で、運んでもらえへん?』
「別にいいけど、足、引っ張らないでよね。」
『それは、こっちの台詞や。』
そう言って、美緒は、予めお札を貼り、詠唱しながら、火をつける。そして、神木の使い魔で、運ばせる。神木の使い魔の兄弟、の方が、合っているだろうか。どちらにせよ、使い魔に、運ばせている。着いた時には、宝が、もう帰ってきていた。
『はぁ…。疲れたわ…。』
『それより、竜士達、大丈夫やろか…。』
一言呟き、黙って、座っている美緒。彼女は、スマホとイヤホンを取り出し、音楽を聴き始める。今の美緒のマイブームの曲は、In my worldらしく、今も聴いている。
『ふ、ぁぁ…。』
美緒は、欠伸をした後、スヤスヤと眠り始めた。
何も聞こえない、目を覚まさない、ダメなツートップが、今の美緒に、揃ってしまっている。
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…!(なんで、関西弁) (2018年1月17日 20時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください!気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桐生心愛 | 作成日時:2018年1月14日 21時