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「あんたの都合のええ日でええから、一回、戻ってきてくれへん？」
『なんで？』
「翔夜おじさんが、あんたと話したいらしいから。」
『いや、なんで、うちと話したいん？」
「後継の件に関する話なんやて。都合のええ日、教えてくれへん？」
『ちょっとだけ、待ってくれへん？ 都合のええ日が見つかったら、かけ直すから。』
「わかった。また後でな。」
莉緒はそう言って、電話を切った。そして、美緒は、メフィストに、電話をかけた。来週から二日間だけいないということを、言うために。
『理事長。来週の火曜から二日間だけ、学校欠席になります。ちなみに、塾は、一日のみ、休みます。』
「了解です。なにかあったのですか？」
『一度、実家に、戻らへんとあかんくなりまして。』
「わかりました。念のために、魔除けの御守り、送っておきますね。」
語尾に、星が付く勢いでそう言って、電話を切った。美緒は、「なんで、毎回毎回、語尾に、星が付くん！めっちゃ腹立つわ！」と心の底から、そう叫んだ。そんな彼女の勉強机には、魔除けのクローバーが、置かれていた。そこで、彼女は、メフィストの言っていた御守りだと、推測した。そして、莉緒に、電話をかけ直した。
「都合のええ日、決まったん？」
『来週の火曜から二日間だけ、そっちに戻るわ。理事長には、ちゃんと言うたから、安心して。』
「了解。翔夜おじさんに言うておくわ。それより、彼氏とか、できたん？」
『……どうやろなぁ。』
「その反応は、おるんやな。」
『なんで、バレたし。』
「で。誰なん？ 廉造くんか、三輪くん？」
『もう一声。』
「勝呂くん！？」
『正解。なんか、文句でもあるんか？』
「別に〜。」
『なんや、その反応。ていうか、来週の火曜から二日間行くから。』
「了解」、莉緒がそう答え、電話を切った。美緒は、「お姉ちゃんにも、彼氏できたんか、聞き損ねた…！」と心底、後悔していた。
(…うちにも彼氏ができたとか、言えへん…。)
莉緒がそう思っていることを、美緒は、知らなかった。
次の火曜―。
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…！（なんで、関西弁） (2018年1月17日 20時) (
レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください！気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桐生心愛 | 作成日時：2018年1月14日 21時
