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美緒は、雪男の話に聞く耳も持たず、黙っているだけ。どうやら、同い年の奴に説教をされているのが、気に食わないらしい。そのため、聞く耳すら持たず、黙るだけのことをしている。
「つーか、誰かさんのせいで、えらいめぇや。」
「はぁ？ あんただって、私の胸倉、掴んだでしょ！」
「先に喧嘩売ってきたんは、そっちやろ！」
「また微妙に俺を挟んで、喧嘩するな！」
燐が、神木、竜士の間でそう言ったが、喧嘩は、収まらない。美緒は、「もうええわ」と心の中で思い、放っておいた。
「ほんま、性格悪い女やなぁ！」
「そんなの自覚済みよ。それがなに？」
「そんなんやと、周りの人間逃げてくで！」
「っ！」
その瞬間、皆のいる部屋の電気が、消えた。
停電だろうか、という話もあったが、外は、灯がついている。廉造が、外に行って、ブレイカーを見に行こうとするが、扉を開けた時に見たのは、昨夜の
(昨夜のグール…！なんでおるん…！？ 魔除け、貼ったんやなかったんか！？)
(頑張れば、声が出ることは出る。でも、出したら、悪い予感が、すんねん！)
美緒は、自分の喉の調子を考え、なにもせずにいよう、そう思っていたが、彼女の意志が、それを許さなかった。
(せやけど、こんなんで挫けてたら、なんのために、
『わ…を…。』
(なにが起こってもええ。ええから、出て！)
『我を主人とし、服従せよ。』
美緒が、印章紙に己の血を塗り、サヤ、マヤを召喚した。今日は、声が出ないと聞いていた竜士は、かなり驚いた顔をしていた。
「ニーちゃん！ウナウナくんを、出せる？」
しえみは、自分の使い魔を使い、バリケードを貼った。だが、
『っ、気持ち悪うなってきてしもたわ…。』
(悪い予感って、この事やな。)
(でも…。)
美緒が色々考えている間に、燐が囮となって、部屋を出た。でも、燐が引きつけたのは、一体のみ。残りの一体は、竜士達のいる部屋にいる。
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心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…！（なんで、関西弁） (2018年1月17日 20時) (
レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください！気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桐生心愛 | 作成日時：2018年1月14日 21時
