検索窓
今日:8 hit、昨日:5 hit、合計:25,468 hit

ページ2

竜士のクラスでは、自己紹介が、行われていた。
そのクラスには、容姿端麗という言葉が合う少女がいた。竜士は、その少女のことを、見ていた。
美しい金色の髪、白い肌を、持つ少女のことを。

「次、美神。」

『美神美緒です。稲田中学から、来ました。好きなことは、読者と料理です。よろしくお願いします。』

喋れば、普通の女子より低めの声、透明感ある綺麗な声。竜士は、完全に、美緒に魅入られていた。竜士は、美緒のことを、普通の生徒だと思い、残念に、思っていたが、その考えは、放課後の塾に、覆される。

塾に着いた、子猫丸、廉造、竜士。
教室の中に入ると、竜士が、驚きの目を見せる。
何故なら、教室の中に、美緒がいたからだ。
竜士は、じっと彼女を、見つめていた。

(なんか、視線を、感じる…。)

彼女はそう思って、竜士のことを見る。
それと同時に、彼は目を逸らす。その横で廉造が、ニヤニヤ笑って、彼の顔を見る。

(あいつ、確か、うちのクラスのすぐ、すぐ…。)

(あっ、勝呂竜士や。)

彼女は、彼が同じクラスだと思い出し、話しかけに行った。彼女が立つと、美しい金色の髪が、美しく(なび)く。その髪を靡かせながら、彼らの下へ向かった。

「…なんの用や。」

『あんた、勝呂竜士やろ?』

(明王陀羅尼の、後継やて、お姉ちゃんが言うてたな。)

詠唱騎士(アリア)志望で、来たんやろ。明王陀羅尼宗の、後継やんな?』

「っ、なんで、知っとん。」

『お姉ちゃんが、そう言うてたから。隣、失礼するで。』

「なに、しれっと座っとんねん!」

美緒は、「別にええやろ。隣くらい」と返してみせた。一方、廉造は、ずっとニヤニヤしている。その横で、子猫丸は、黙っている。どうやら、緊張しているようだ。

(多分、この人、明蛇(うち)と関係を持っている美神流神社の人や…。)

子猫丸は、美緒の正体に、誰より早く気付いた。
美緒は、また読書を始める。廉造は、その後ろから話しかけた。

「名前、なんて言うん? 教えてくれへん? ちなみに、僕は、志摩廉造。名前で、呼んでぇな〜。」

『志摩やな。わかった。』

「クール!」

・→←登場人物紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

心愛(プロフ) - ライチさん» なんか、大切にしてくれそうな感じが、私は、好きです。勝呂くんは、ほんま、かっこええんですよ…!(なんで、関西弁) (2018年1月17日 20時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
ライチ - 勝呂くんっていいですよね (2018年1月17日 20時) (レス) id: a0268dc41a (このIDを非表示/違反報告)
心愛(プロフ) - Nakoさん» ありがとうございます。 (2018年1月14日 22時) (レス) id: cf2592aa4a (このIDを非表示/違反報告)
Nako - 更新頑張ってください!気長に待ってますw (2018年1月14日 22時) (レス) id: 70ebcf406e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:桐生心愛 | 作成日時:2018年1月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。