検索窓
今日:6 hit、昨日:7 hit、合計:237,916 hit

. ページ30

《おまけ》

夢主side


今、私はソファーで両隣から説教をくらっている。


時は数分前……


目が覚めると、私はリビングにいた。誰かに寄りかかっている感覚がして隣を見ると、さとみくんがいて、ようやく先程の出来事を思い出した。


「あ、A起きた?」

『うん。ごめんずっと寄り掛かってて重かったでしょ?』

「重くて今腕痺れてるわ」

『…そこは嘘でも重くないよって言うところだよ!』

「嘘だってごーめん!お前軽すぎるから」


いつものような茶番を繰り返していたら、るぅともリビングにやってきた。


「あ、目覚めたんだ。もう寒くない…?」

『大丈夫だよ。心配かけてごめんね』

「ねぇ、何で部屋あんなに冷えてたの?」


その言葉に反応して、さとみくんも真剣な顔になる。


『ベッドの上で動画見てたんだけど、暑くてエアコンつけて、それでその………そのまま寝ちゃったと言いますか…?』



…そして冒頭に至る。


「お前本当気を付けろよ?!神経は図太いかもしれねーけど体弱いんだからな?」

説教のなかにしれっと悪口が混ざってる気がするけど、火に油を注ぐほどバカじゃないので反論はしない。


「もう…僕怖かったんだからね!」


すると急にるぅとに抱き締められる。

『え、るぅちゃん?』

「Aちゃんに何かあったらどうしようって……」


いつもは出さない弱々しい声に、申し訳ない気持ちでいっぱいになって、ふわふわな髪の毛に手を伸ばした。

『ごめんね、ちゃんと気を付けるね…?』

「絶対ですよ!もう〜〜」

更にぎゅうぎゅうと抱き締める力を強められて苦しい。あれ、るぅとってこんな感じだったっけ…?


「俺だって心配したんだからな!」


そう言って後ろからもさとみくんに抱きつかれる。



前後両方から強くも、でも凄く優しく抱き締められ、改めて大切に思われているんだと実感できた。

番外編.リスカ(ななもり。)リク→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (182 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
438人がお気に入り
設定タグ:すとぷり , 歌い手 , 看病
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

つばさ - とても楽しかったです (7月5日 6時) (レス) @page47 id: dd93105dfa (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久々に観に来ました!何回見ても飽きないです!ここまでお疲れ様でした! (2022年8月15日 13時) (レス) id: 7e40220ef6 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 野菜さん» 申し訳ありません…。現在リクエストは締め切ってしまっていまして、この話は「骨折」で終了する予定なんです…。ですが、続編を作る予定ですので、少し先になってしまうかもしれませんがそちらで書かせて頂きたいと思います!リクエストありがとうございます…! (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - さきさん» わ〜凄くわかります!!あの眠くなっちゃう現象は何でしょうね…?やっぱり安心する声だからでしょうか…! (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 海月さん» 温かいコメントありがとうございます…!少しずつですがこれからも頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:もなか | 作成日時:2019年9月20日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。