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さとみside
ストックの分の動画の編集が終わり、Aとゲームでもしようと思い部屋を覗くと、毛布にくるまりガタガタと肩を震わせるAと、彼女の手を握って焦ったようすのるぅとの姿があった。
いつも冷静で大抵のことはこなしてしまう、自分より6つ年下の彼が焦っているところは久しぶりに見た気がする。
それほどに怖かったのだろう。
俺は以前知り合いが同じような状態になったのを見たことがあったので、すぐに低体温症だろうと気づいた。
とりあえずるぅとに体温計を持ってこさせて、夏にも関わらず部屋が冷えきっていることに気づき急いでエアコンを止めた。
「A、ちょっと熱測るよ」
『さとみくん…？』
「そうだよ」
症状のせいで少しボーッとしているが、意識はあって受け答えは出来る状態だったので少し安心した。
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ
体温計が鳴り、それを抜き取ってみるとやはり普通では有り得ない数値が示されていた。それを見たるぅとは顔が青ざめている。
「44…っえ…それ大丈夫なんですか…？」
「大丈夫…ではないけど、ちゃんと対処すれば大丈夫だから」
まずこの部屋は冷えきってしまっているため、リビングに連れていこうとAを抱きかかえる。
すると、流石はハイスペック。
何も伝えていないのにるぅとが毛布や体温計を持ってパタパタとついてきた。やっぱりこいつは出来るやつだ。多分ころん辺りなら慌てていたら指示しないと何も出来ないと思う。
Aをソファーに下ろして、また毛布でぐるぐる巻きにする。更に用意した湯たんぽを持たせて自分は横に座った。
「あとはこのまま体温測ったりしながら様子見て、それでも治らなかったら病気連れてく」
「そうなんだ…あ、僕温かい飲み物入れてきます！」
その後、るぅとが入れたココアを飲んだAは『寒い』とは言ってくっついてくるものの、さっきより震えは無くなっていた。
「あ、寝ちゃったかな？」
るぅとの言葉で横を見ると、Aは俺に抱きついたまま眠ってしまっていた。
起こさないようにそっと体温計を挟み、また測ってみると35度後半まで上がっていて、平熱の低いAの普段くらいになって安心した。
もう大丈夫だとるぅとに伝えると、心底安心した様子で息を吐いていた。
「…さとみくんもたまには頼りになりますね」
「たまにってなんだよ！」
いつもロボットのように落ち着いているるぅとの年相応な姿が見られた気がした。
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つばさ - とても楽しかったです (7月5日 6時) (
レス) @page47 id: dd93105dfa (このIDを非表示/違反報告)
あや - 久々に観に来ました！何回見ても飽きないです！ここまでお疲れ様でした！ (2022年8月15日 13時) (レス) id: 7e40220ef6 (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 野菜さん» 申し訳ありません…。現在リクエストは締め切ってしまっていまして、この話は「骨折」で終了する予定なんです…。ですが、続編を作る予定ですので、少し先になってしまうかもしれませんがそちらで書かせて頂きたいと思います！リクエストありがとうございます…！ (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - さきさん» わ〜凄くわかります！！あの眠くなっちゃう現象は何でしょうね…？やっぱり安心する声だからでしょうか…！ (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
もなか(プロフ) - 海月さん» 温かいコメントありがとうございます…！少しずつですがこれからも頑張りますので読んでいただけたら嬉しいです。 (2020年1月12日 2時) (レス) id: c18b45fe4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか | 作成日時：2019年9月20日 0時
