ツンデレ王子4 ページ5
とある日の午後
誰も居ない弓道場ですやすやと眠りに付く「ツンデレ王子」
寝顔は天使、起きると凶暴な子猫
どちらにしても可愛い事に変わりはなく、外も内も知っているアイドル科の彼らは愛おしくて仕方がないという
そんな彼の事をまだよく知らない１年生は興味津々になってきていた
太陽の日が差し込む床で、弓を側に置いて気持ち良さそうに眠る彼
そんな暖かく静かな弓道場に入ってきた１人愉快な声色
オレンジ色の髪を揺らして、扉を開けて床に飛び込んだ
レオ「おぉ!ここならやっぱりインスピレーションが湧き上がって.....」
誰も居ないと思ったのに、床に転がる小さな人影
日の光に照らされていた藍色の髪と、華奢な身体を見つけて、持っていた五線譜の紙を手放しハッと息を飲んだ
レオ「........A....?」
返事が帰ってこない事には何も感じなかった
ただ、蘇る記憶の中で
誰より強く、悲しく
あの３人で、名も無い曲をただただ無造作に奏でた思い出だけが響いて
立ちすくんでいた
A「........ん..?...誰...」
レオSide
おれが失ったと思っていた
唯一無二のあいつが...
今目の前で
長いまつ毛を伏せて、舞台の上の王子様は居なかった
あどけない可愛いらしさが、日の光でより際立って
おれに寄り添ってくれていた
敵同士なのに、救ってくれた
一番...会いたかったのかもしれないあいつが
ここに居た
レオ「....A.........なぁ、久しぶり...だよな?」
A「....」
Aの眠る横に腰を降ろした
でも.....
柔らかい髪に触れようとした指先は震えて、どこか拒む様子を示す
どうしてだろう
おれはどうして...
触れるのが怖いんだろう
レオ「A....その....うーん何でだ!?何で言葉が出て来ない...」
何を堪えているんだろう
...ただ一言、ありがとうって伝えたいだけなのになぁ
いや、迷ってちゃダメだ!!
ただ一言
ただ一言...
レオ「...っ...A...その、あ、ありが」
A「何一人で百面相してんの?....柄にもなく真っ赤じゃねえか。....ふふっ...アホらしｗ」
レオ「...な、何でもない!!!」
起きてたあぁあぁああぁああああぁあぁああああああああああ!!!!!!????
え、やばいじゃん。おれそんな百面相してたの?Aの前で?真っ赤だったの?Aの前で?
え...死にたい...
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朝凪世一!(プロフ) - 鈴木零さん» 説明文には書いておりませんが、リクエスト歓迎です!話が一段落付き次第、ツンデレ王子2の方で書かせていただきます(*^^*) (2019年10月30日 18時) (
レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木零(プロフ) - リクエストしても良いですか？夢主が夏目の薬で幼児化する話か、猫耳が生える話が見たいです。(あ、駄目なら全然大丈夫です。) (2019年10月29日 16時) (レス) id: d627a9c52a (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - 山吹さん» これ以上やったらR18フラグ立ちそうなので(^^)...←（笑） (2019年5月1日 20時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
山吹 - 続きして(真顔) (2019年4月30日 23時) (レス) id: cd7e6e840c (このIDを非表示/違反報告)
朝凪世一!!(プロフ) - ほたるさん» これでいいのか...?と色々迷っていたのですがそう思っていただけて嬉しいです(^^) (2019年4月29日 10時) (レス) id: cbeb56f355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝凪世一! | 作成日時：2019年3月12日 3時
