薄桜鬼〜蝶血鬼と鬼副長〜

平助 ページ48

刀を通さない天霧さんの力に平助が押し負けてる。
平助は弱いわけじゃない、それ以上に天霧さんが強すぎるんだ。
敵が多くてキリがない。
雪｢平助君！｣
貴｢千鶴様！！｣
平助に気を取られすぎて2人の男が千鶴様へ迫っているのに気づけなかった。
男｢伊東先生の仇！！｣
平｢千鶴ーっ！！｣
平助が投げた刀は男に当たり、その隙に男を倒すことができた。
でも...
天｢見上げた度胸です。だが愚かだ！｣
ドゴオオオオ...
背後からの耳を塞ぎたくなるような音で丸腰の平助が天霧さんに吹き飛ばされた事がわかった。
雪｢平助君ーっ！｣
永｢おい！平助！しっかりしろ！！｣
見なくても瀕死の重症を負ったことがわかる。
私にできることは、巫女の力で少しでも傷が早く治るように、酷くならないようにすることだけ。
腕を斬り血を飲むと体を滑るように紋章が表れ始めた。
鬼化もしていないので力に集中できる。
雪｢雨宮さん...？｣
原｢お前、なにを...｣
皆の前で力を使うのは初めて、お願い上手くいって...！
手をパンッと合わせそこから徐々に手と手を離していき結界を千鶴様達の周りに作った。
誰もが固まる中、1人の男が倒され斎藤が現れた。
斎｢ここは俺に任せろ。｣
雨｢今のうちに早く屯所へ！私は斎藤と残ります！｣
原｢新八！｣
永｢あぁ、死ぬんじゃねぇぞ平助！｣


その後、平助は変若水を飲み羅刹になったーーー

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