じゅうごわ。 ページ16
貴方side
長い一日が終わり、1人で帰宅中の私
今日はしゅーが委員会だから部活なし。
帰る時すっっごい釘さされたけど…
虹村「いいか?真っ直ぐ帰るんだぞ。寄り道すんなよ!」
何回も聞いたし…。
トコトコトコ
祖母「…あら、どこかで見たと思ったら」
なんでここに…
祖母「日本に帰ってきてたのねぇ」
おばあちゃん。
祖母「よくもまぁ。のうのうと生きていられるわねぇ、疫病神」
…!
〈この疫病神!!お前のせいで…私の娘がっ!〉
何年も前の記憶が蘇る
祖母「ふん。」
黄瀬「…!マナっち〜♪」
遠くからりーちゃんが走ってくる
祖母「…何だい、いっちょ前に彼氏かい?笑わせるね」
『別に…そんなんじゃ』
祖母「アンタの近くにいるとみんな不幸になるんだよ。自分だけ幸せになろうなんて考えないことだね」
〈アンタがいると不幸になる!!顔も見たくない!!〉
祖母「…全く。とんでもないヤツに会っちまったねぇ」
そう言いおばあちゃんは去っていった。
両親が生きていた頃はあんなに優しかったのにな…。
でも、それはきっと私が愛する娘にそっくりだったから
疫病神…。
そうだ、私の周りにいる人は不幸になる。
だから…誰とも仲良くなってはダメ
黄瀬「マナっち!一緒に帰るっスよ!」
『…黄瀬さん、私1人で帰るから。』
驚いたような顔をした黄瀬さんを置いて歩き出す
黄瀬「…マナ…っち?」
翌日、
虹村「…マナ。今日は休むか?」
『…うん。』
虹村「分かった。俺も出来るだけ早く帰るよ」
ごめんね。修造…
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作者名:みゃくん。 | 作成日時:2021年2月2日 22時