帝光に来たのは眠り美女【黒バス】 (ページ14)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:1,336 hit

じゅうさんわ。ページ14

貴方side

おばさん「すぐ夕飯の用意するわね」

『はい。ありがとうございます』

身寄りのない私を引き取ってくれたおばさん。

感謝してる。

でも、あの日の事を思い出すから私は眠れないんだ。

夕飯を食べ終わり、いつものように部屋に戻る

ｶﾁｬ

ﾊﾟﾀﾝ

その日も眠れないまま朝を迎えた

朝はおばさんが仕事に行くため、食事などは自分で用意する

『…明日は、

…あの日か。』

虹村「マナ、大丈夫か？」

『…修造。大丈夫だよ』

虹村「…。もっと俺に頼れよ…マナ」

私の顔がそんなに酷かったのか…

修造が辛そうな顔で言った。

『そんな顔しないでよ。私は大丈夫』

虹村「……行くぞ。」

ｷﾞｭ

修造が珍しく私の手を握って歩く

『ふふっ、どーしたの？しゅー、今日は甘えん坊じゃん。』

虹村「…お前が迷子にならねーようにしてやってんだよ」

『ありがと。しゅー』

帝光に着き、しゅーとは別行動だ。

灰崎君はどこにいるのかな…

サボりなら…屋上とか？

という訳で屋上に来た。

ｶﾞﾁｬ

『はーいざーきくーん！居る〜？私の睡眠時間が無くなるからいるなら出て来て〜！』

灰崎「…んだよ。それ…」

『しゅーから連れて来いって言われたから。体育館行こう？』

灰崎「へっ、やなこった。…どーしてもって言うなら」

灰崎「俺の女になれよ。」

『…しゅーにしばかれてもいいの？』

灰崎「けっ！…しゃーねぇ。行ってやるよ」

意外と素直？

『話が早いね。たすかr』

ｸﾞｲ

chu♡

軽いリップ音を立てて彼と私の唇が重なった。

『…何？』

灰崎「動じないって事は初めてじゃねーんだ？」

『…私、ここに来る前はアメリカに居たから。挨拶替わりだったしね』

灰崎「ふーん。」

『てか、しゅーにチクっていい？』

灰崎「それは勘弁。行くぞ」

そんなにしゅーが怖いのかな…

ｶﾞﾗｯ

『灰崎君、連れてきたよ〜。』