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第9話 ページ9

「お前ッ!これなんだこれ!ちょっ!待て!!待ちやがれ!!!」

そんなに怒ることないじゃん、水性だよ?と思いながら俺は待ち合わせの場所に来た。



「で、どうだ真選組は」

「いいんじゃないんですかね」

「何がだ」



初日で分かるわけねーだろと心で思いながらオレンジジュースを飲む。
攘夷志士の人達はアレやコレやと試行錯誤して幕府に挑むのだが、結局真選組にやられるので可哀想である。同情するわけではないが。


「おい、聞いてるのか?」

「あ、駅前のパンケーキ屋さん知ってます?美味いんすよ彼処。次、あそこにしませんか?」

「え!?マジで!」


多分こういうのだからすぐやられるのである。
話は15分ぐらいで終わり、珈琲を2杯オカワリしてその場を立ち去った。
そして、何でもなかったかのようにパトカーに乗り込み状況報告である。


「いやぁ!ハラハラしましたね!!!でも、美味しかったです!あそこの喫茶店初めてなんですけどあんなに美味しいケーk」


「お前よくそんなのでスパイやってられるな(怒)」

「ん?」

「ん?・・・じゃねぇえええだろ!!!!なぁぁにがスパイだ!スパイっぽい所なかっただろ!!ほぼスイーツの話だっただろ!!!!」

「いや、途中途中真面目な話してましたよね?」

「永遠にパンケーキを語る攘夷志士の話だったわ!!!美味しく焼くパンケーキの方法とかいらねーーんだよ!!!!」

「あの人にしては真面目ですよ?」

「何これ俺がおかしいの?俺が間違ってんの?」

「だって初日から真選組のこと分かるわけないでしょ。頭馬鹿なんですか?」

「攘夷志士の話を出せって言ってんだろーが!お前はなんだ?スイーツスパイか?ちげぇだろ?攘夷志士のスパイかと思いきや真選組のスパイだったー☆だろ?!?!」

「パンケーキの話する攘夷志士中々居ないですって。あ、次の仕事先は〇〇倉庫に銃を密輸するらしいですよ」

「なんでそれを早く言わねーんだお前は!!!」

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作者名:のろすけ | 作成日時:2022年6月22日 7時

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