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まあ、特に対策もたてないまま放課後になっちゃったよね。
作者のご都合主義だよ、要するに。
『くっ……ついに…この時がやってきてしまった…………!!!』
「え、どしたのAちゃん?!」
『宮地先輩が………来る!!』「Aーー!!」
いつのまに宮地さんにたいするテレパシー能力ついたのと高尾に聞かれて、ただでさえ悪い機嫌が更に悪くなりました。
そんなにテレパシー使えるほど仲良さげに見えないだろ。
『宮地先輩、鬱陶しいので帰ってもいいですか?』
「ぐはぅ!Aの上目遣いプライスレス!!」
あ、こりゃだめだわ。話が通じない。
「ところでA、お前帰宅部だよな。」
『はい、そうなんで早く帰りたいんですけど。』
「バスケ部とか、興味ねえの?」『はい、これっぽっちも。』
「即答か!A、バスケ部のマネージャーやってくんね?」
あきれた。いろいろな意味で。
『話聞いてました?私興味ないって言いましたよね。あとこういう夢小説展開とかなんなんですか?私前々から思ってたんですけどこういうときに入るって言う奴の気がしれないんですよね。おかしくないですか?はじめ全然興味ないしとか言っといて惹かれていくパターンですか?ありきたりすぎてなんか吐きそうです。そういうフラグとか私求めてないんで。むしろフラグは折っていく派ですから。という訳でさようなら。』
「待てよ。」
走り去ろうとした私の右腕をつかんで止めた。
『何ですか?離してくれません?痛いんですけど。』
「なあ、俺はフラグとかそういうのじゃなくてお前に俺の事を知ってほしいんだけど。」
なんでですかの一言は言えなかった。
気がついたら目の前に宮地先輩の顔があったから。
"好きな奴に自分の事を知ってもらいたいんだよ。それぐらい察せよ、馬鹿。"
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エネ - 面白いです!更新頑張って下さい! (2015年10月17日 12時) (レス) id: a3a5fa3567 (このIDを非表示/違反報告)
せいじゅーろ. - 下手ーだね (2015年5月27日 23時) (レス) id: 9552b6849d (このIDを非表示/違反報告)
一匹大神 - 夢主、、、とにかく、ドンマイ、そんでもって、そこかわってー!! (2015年4月8日 23時) (レス) id: a264e85112 (このIDを非表示/違反報告)
シロ(プロフ) - 浅葱@元アリスさん» いや可愛いのはスッゲェ欲しいっすけど、あ、なんならツーショットで色っぽいヤツお願いします (2015年4月2日 11時) (レス) id: 2aa84ebcf3 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 浅葱@元アリスさん» うえ,....うれじぐっ...でっ...づい...ずびっー※『いえ,....うれしくて...つい』 (2015年4月1日 21時) (レス) id: 5a750cfd95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:浅葱 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/contrabass/
作成日時:2015年2月8日 16時