宮地清志をドルオタから何かに目覚めさせちゃいました

5ｰ2 ページ11

*


さーて、みなさん。

問題ですよ。

私はどんな体制でしょうか？

正解は………




『あの、宮地先輩。これどういう状況？』

「ああ？世間一般で言う壁ドンっていうヤツじゃねえですか？」

『でっすよねー。』



そう、正解は壁ドンでしたー。

………まじかよ。



『宮地先輩、宮地先輩。』

「何。」

『話をしましょう。この状況だめだと思います。』

「なんで。」




なんでって。

こっちが言いたいわ！！ボケぇ！！！



『何故かっていうとですね、この状況を見た皆さんが誤解するからですけど？！
なんでこんなとこで、廊下のど真ん中で！！
ここ、公共の場所！
恥ずかしい！！』

「へぇー。じゃあもっと恥ずかしい事しちゃう？」



そう言って宮地先輩の唇が私の唇に触れようとした瞬間に……………………………………………男のあれを蹴った。



「いった！！！」

『公式的にはそのキャラクターでいいかもしんないけど！ここではあんたキャラ崩壊なんでしょ！！！キャラ保ちやがれ！！！ばーか！ばーか！』



悶絶している宮地先輩をほっておいて逃げていった。




『…………くっそ。不覚にもときめいてしまったじゃねえかよ。』



恋だとは認めたくない。



*

6.勘違い→←5.戸惑い

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す