愛をこめて花を君に【高尾和成】

３輪目:ポピー ページ5

高尾「あーあ、自転車とめに行ってたら試合もう終わってる時間だし……」
結局１分も見れなかった高尾は、先に行った緑間を探していた。
高尾「……ん？あれ、真ちゃんと……確かキセキの……」
高尾は視線の先に緑間ともう一人、キセキの世代の黄瀬を見つけた。元チームメイトだし、何か話すことでもあるのだろうと、高尾はすぐに察知したが
緑間「…………行くぞ、高尾」
高尾の存在に気づいた緑間が話を終わらせた。
この後は二人の恒例のジャンケンをして、安定に高尾が負けるのである
高尾「くっそ、なんで一回も勝てねぇんだよ」
緑間「おは朝の占いは絶対なのだよ」

ー・・・

「Aちゃん！このカスミソウ追加しといて」
A「はーい！」
一方こちらバイト中のA。海常高校から20分程離れた所にあり、地元で愛されてる花屋さんだ。帰り道にある花屋なので即決で決めたらしい。そこへ
「なーおは朝占いってそんなに当たるー？」
「当然なのだよ」
A(…………？)
車道の方から声が聞こえた。カスミソウを座って並べながら車道の方を見た。

高尾「…………！」
A(…………リアカー？)

2人がお互いを認識したのは本当に一瞬だった。
高尾(……なんか、綺麗な子だったな、花の相乗効果？…………いや、)
高尾は微かに顔を赤らめた。まさか自分が一目惚れ、というようなものをすると思わなかったから。そもそもこれは一目惚れなのか、ただみとれただけなのか自分でも分からない。
A「……リアカーとか、初めて見た」
(自転車に乗ってたあの子……一瞬だけ目があったな……)
名前も知らない、認識できたのはほんの一瞬。それでも

A(…………どうしよ、顔が忘れられない)

運命が、動き出した。

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3輪目:ポピー

花言葉:恋の予感

2000字って案外書けますね( 。∀ ﾟ)

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