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ウラタロスは一瞬倒れるがすぐに起き上がる。

だが起き上がる頃にはイマジンはまた水中に。

水中に行ったとなれば逆にチャンスだ。








ウラタロス「逃がさないよ!!」

ウラタロス「っと……」








イマジンをすぐさま追いかけようとしたウラタロスだったが

自分の足元がふと目に入り攻撃をしようとした手を止めた。







ウラタロス「はぁー、こういう場所での釣りは趣味じゃないな」







その足元には、ゴミが散乱していた。






「謎の怪人による襲撃事件の続報です」







一方の銭湯ではテレビの報道番組を見ていた。

謎の怪人…間違いなくイマジンだろう。






「襲われたのは…」






アナウンサーが映っていた画面から
被害者2人の写真の画面になる。
どちらも襲われたのは釣り人。




袴田「あ!!」




テレビ画面を見た袴田は驚いて口を開けたまんまテレビに近づいた。






A「あの2人知ってるの?」

袴田「ああ!」






袴田はその被害者2人に見覚えがあるらしく
その話を聞いたAはすぐに良太郎に電話をかけた。

その頃良太郎はまだイマジンがいた河原にいた。







A「もしもし、良太郎?」

良太郎「どうかしたの…?」

A「イマジンが襲った被害者2人は袴田さんの昔働いてた会社の社員だって…」






袴田の顔を一瞬だけ見たあと
Aは周りに聞こえないように小声で良太郎に伝える。







良太郎「えっ!?じゃあその会社に何かあるのかも…!」


A「あの…そのことで提案があるの…」


良太郎「提案…?」


A「私に行かせてくれない?」






日がすっかり落ちた頃Aが向かったのは

有限会社 火口鉄工所。


ここが袴田が以前勤めていた会社だ。






A「すいませーん…誰かいませんか…?」







見た感じ外には誰もいない。
きっと鉄工所の中に誰かいるはずだ。
明かりがついている。


Aがそう聞いても誰も出てこないので
中に入ってみることに






A「失礼しまーす…」







辺りをキョロキョロと見渡していたAの後ろから





「ウチになんか用か?」






男の人の声がした。







A「社長の火口さんですか?」






声をかけてきたちょっと年老いた男性にAは名前を尋ねる。

目的は社長である火口さんに袴田との一件について聞くことと、そしてイマジンとの繋がりを探ること。

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作者名:ちあ | 作成日時:2019年11月22日 8時

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