最初に言っておく ページ7
良太郎「ゼロライナー…」
A「ですか…?」
デンライナーに戻ってきたAと良太郎は
オーナーからあの列車について話を聞いている。
オーナー「デンライナーが走っているのはあくまでも”ひとつの路線”ですから…他に路線があっても不思議じゃありませんよ」
オーナー「それに、ゼロライナーを使っているということは彼らもまた時の運行を守る立場にいるのは間違いないでしょう」
A「時の運行を守る立場…」
”時の運行を守りたいならもうこれ以上関わるな”
”俺達が…俺がやる”
A(侑斗の言っていたことは、そういうことなの…?)
A(良太郎が電王であるのと同じで、もしかしたら侑斗も…)
侑斗の発言と侑斗がイマジンと契約していたことを思い出し
もしかすると侑斗も良太郎と同じで変身したり何らかの力を得て戦ってるのではないかと推測した。
オーナー「つまり、彼らが”過去の桜井侑斗”に関わるというのならそれは聞く価値があるということです」
オーナーの言葉を聞いて
Aは顔を曇らせ
良太郎はなんとも言えないような顔をしていた。
”時の運行を守るっていうのは人助けとは違うんだよ”
”中途半端に時間の中をうろうろすんな”
侑斗が自分とそしてAに強く言い放った言葉がずっと頭をよぎって引っかかって離れなかった。
自分のやってる事は正しいのだろうか
自分がやっていていいのだろうか
そんな悩みが一切ないと言ったら嘘になる。
すると
デンライナーが停車した。
カウンターに座っていたナオミが車内アナウンスを流す
ナオミ「扉が開きます!お降りの方はお忘れ物のないようお気をつけください!」
何も言わずに
良太郎とA、そしてハナが立ち上がると
リュウタロス「いってらっしゃ〜い!」
ナオミ「いってらっしゃ〜い!」
リュウタロスとナオミが明るく見送ってくれた。
曇った顔のままデンライナーのドアを開けたその時
A「え……」
ドアを開けたその先には
侑斗とデネブの姿があった。
モモタロス「おいこら!テメェら何しにきやがった!!」
リュウタロス「きやがったー!」
外に出ようとした良太郎とAとハナだったが
侑斗とデネブが突然やってきたため
デンライナーに戻って話をすることに。
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作者名:ちあ | 作成日時:2019年12月1日 14時