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ハナ「やめなさいリュウタロス！！」
A「リュウタロスお願い！侑斗を傷つけないで！！」
大ピンチの中
向こうからAとハナが現れた。
リュウタロス「邪魔しないでよ〜！」
リュウタロス「どっちが強いか決めるんだから！Aちゃんだって強い人がいいんでしょ！」
A「リュウタロス、そんなことない！お願いもうやめて！」
リュウタロスはAのことも愛理と同じくらい大好きだ。
自分が強くなればきっとAは喜んで褒めてくれると思っている。
リュウタロス「邪魔するなら撃つよ？」
Aの手を引っ張って自分の後ろに隠すリュウタロス
Aはリュウタロスのその腕を掴む力の強さに抵抗できない。
A「痛いっ……！！」
Aを絶対に傷つけないリュウタロスは
Aには発砲しようとはしなかった。
だからAを自分の後ろに隠して
残された侑斗と邪魔をするハナを撃とうとしているのだ。
Aの痛い、と痛がる声すらも
大好きなAの制止の声すらも
今のリュウタロスには届かない。
侑斗「おいどいてろ！！ほっとけ！！」
ハナ「ほっとけるわけないでしょう！？それにあなたには聞きたいことがあるしね」
ハナを庇う侑斗
そんな侑斗を庇おうとするハナ。
ハナが侑斗を庇うのにはワケがあった。
A「侑斗、変身した方がいい！」
まだリュウタロスに腕を掴まれてるAは
必死に痛みに耐えながら侑斗に話しかけた。
変身して、と。
ハナ「Aちゃんの言う通り、変身した方がいいリュウタロスは良太郎にもAちゃんにも抑えきれないんだから！」
現に良太郎はリュウタロスによって奥深くに閉じ込められていて直接話しかけるなり強制的に追い出すことは不可能。
いつもならいうことを聞くAの頼みも聞き入れない。
それどころかAの腕を強い力で握りしめて痛みを与えてしまっている。
もうこの場に少しでもリュウタロスを止められるものは
変身した侑斗しかいない。
侑斗「できればカードを使いたくないんだよ！！」
A「どうして！？」
侑斗「ゼロノスに変身できる回数は決まってるからな！！」
侑斗が返信を拒むのには、訳があった。
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作者名：ちあ | 作成日時：2019年12月1日 14時
