キミから目が離せない【赤司征十郎】 (ページ31)

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Episode 30 ページ31

緑間side

A「マジ手伝ってくれてありがとねー笑」

緑「ﾌﾝｯ日直として当然の務めなのだよ」

A「青峰くんだけ提出してないのなんて言おっか…」

緑「気にするな。奴が悪いのだから」

A「わお。鬼畜っすね先輩ww」

現在、俺達は学級日誌とクラスほぼ全員分の宿題を提出

する為に一年次室へ向かっている。隣で一緒に歩いてい

るコイツとは席が前後同士なのもあり、丁度日直が回っ

てきて…今に至るという訳だ

A「そーいや緑間くん」

緑「なんだ」

A「ちょっとした愚痴だし聴き逃してくれてもいい

んだけど」

緑「ど、どうしたのだよ」

A「…私の前の席の人デカすぎて黒板全然見えn

緑「それは俺にどうこうできる問題ではないのだよ!!」

A「そんなぁ!?じゃ、じゃあ…せめて緑間くんが

縮むか、いっその事その身長私に分けてよ!!」

緑「それもできないのだよ!!」

A「うっわー…解せぬ」

何を言い出すかと思えばどこまでも幼稚な…肩を落として

うなだれる彼女を見てこちらも浅い溜息をつく

･･･思えば赤司は神田の何に惹かれたのだろうか

赤司が神田に恋をしているかもしれないという
衝撃的な

噂が流れ出したのはつい先日の事だ。青峰にその噂を吹

き込まれた時はにわかにも信じられなかったが…

※回想

『赤司。来週末にある△△中との練習試合なんだが…

『』←

『あ、赤司?』

『あぁ緑間か。どうした?』

『…今日は体調が優れないのか?』

『い…いや、いつも通りだよ』

＿正直驚いた

あの赤司が…いつもどこでも誰にでも決して隙を見せなか

ったあの赤司が…!

『ﾊｧ…今日は天気が良いね緑間』

『あ、あぁ…いい天気なのだよ』←

･･･初歩的な会話「今日は天気が良いね」を繰り出してき

た挙句、

『赤司…それはなんだ』

『あぁコレかい?ラッキーアイテムだよ(ﾆｺ』

そしてあろう事か彼の机には今日の射手座のラッキー

アイテム〔可愛い猫のストラップ(笑)〕が律儀に置かれ

ていたのだよ…!!←割とショック

緑「恐ろしい…」

A「私にはさっきから瞳孔真開いて独り言言ってる

緑間くんが恐ろしいんだけどそこんとこどうなの」

緑「え、あぁ…悪い」

･･･やっぱり一番恐ろしいのは

未だ何も気づかない、この女かもしれない

＿Memories 01 Finished……＿.*･ﾟ