使い方の問題だよ、若武 ページ50
sideA
「彩ちゃん、怒ってたね…」
「そりゃ、目の前で面倒臭いとか言われたら、逃げ出したくもなるだろ。」
「もう。何言ってんの…
若武って女の子との人間関係、上手くないんじゃない。」
「うるさいっ!しょうがないだろ。
言っちまったモンだ、取り消しは出来ない。
俺はどうしても立花と一緒にやりたかったんだ…」
確かに、それは同感。
特別クラスのみんなでやり遂げたい。
「若武の考えも分かるが、
立花が傷つくこと言ったら元も子もないだろ。」
「じゃあ、立花が戻るまでに成分表を探しとくよ。
俺達も秀明に行こう。
もう少しで遅刻だ。」
「やばっ。早く行かなきゃ。」
「走って行くぞ。」
「僕、絶対に着いていけないんだけど!」
「遅刻してもいいのかよ?!」
私達は全力疾走をして何とか遅刻は免れた…
そう思っていた。
しかし、江川センセが見逃してくれなかった。
「おーっと?若武達ぃ?
走って来るなんて良い度胸じゃないか。」
『今はそんな事どーでも良いんです』
「俺はそんな子になるよう教えた筈じゃないぞっ。」
「勉強以外、教えて貰ったことねーよ!」
「そーだ!そーだ!」
若武の一言で啖呵をきったように、
ブーイングが飛び交った。
結局、江川センセのせいで遅刻。
何してんだよ先生!
社会の授業は真面目に受けないと、私ヤバいんだからな!
知ってんだろ!
席は自由席だけど、何故か定位置と化した黒木と若武の真ん中で授業を受けている。
女子の視線が痛いな(棒)。
やっぱり、この社会の先生面白い!
スラスラ頭に入る!
そう思ったが、私の脳内がお花畑なのは
相も変わらずなので、復習をしないとダメだった。
そして、2人と共に特別クラスに。
三谷Cの2人も居た。
彩ちゃん、流石に来てくれないかな…。
結構、重苦しい雰囲気が数十秒漂い
黒木がトンデモ発言を。
────────────
「ここまで見てくださりありがとうございます!
面白いと思ってくれましたら、評価を頂きたいです…!
…これでいいのかな、Aちゃん…」
「彩ちゃんは存在してるだけでいいんだよ。」
「真顔で怖い事言わないでっ!」
「なるべく皆の発言を聞き取ってるんだけど、
偏りとかあったらコメントをください!
以上、
続編も見てね〜っ!!」
6.12
10,000hitありがとうございます…!
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作者名:イチゴミルクティ。 | 作成日時:2021年2月23日 1時